chikurin


  Experience
No.04
やっと1週間がたって恐る恐る結果を聞きに行きました。
先生は細胞の崩れた方の絵を見せて静かに「残念ながらこちらでした・・・」と言われました。
1週間前、細胞を取った時にきれいな細胞の絵と乳癌になっている乱れた細胞の絵を見せられていたのです。
「ガ〜〜〜ン!」
私は目の前が真っ暗になりました。

先生は落ち着いて色んな話をして下さいましたがはっきりとは覚えていません。
手術の話になり、先生が日取りを予定されました。
けれどその頃はちょうど九州への旅行が決まっていたのです。
私は「どうしよう・・・」と思いました。
先生に言うとあっさり「行って来たらいいですよ。それが済んでからにしましょう。したい事を全部してからの方が手術も受けやすいから・・・」と言われました。

九州の旅行と言うのは私がパソコンを始めてしばらくしてメル友ができ、そのグループでオフ会をする事になり九州で会う事になっていたのです。
メインの方が九州だったので・・・

「よっかった〜!
せっかく楽しみにしていたのに絶対中止になんてできない!
そんな事をしたら私は立ち直れない!」

旅行から帰ってしばらくしてからの7月1日に手術をする事に決まりました。
私は安心して家に帰ったのですが一人でいると色んな思いがつのって来ました。
「何で私が乳癌なんかに・・・」
「今まで一生懸命生きて来たのに、何も悪い事してへんのに・・・」
「姑達の世話を7〜8年も一人でして来て苦しい思いをいっぱいしてやっと自由になって楽しい日が送れるようになったのに・・・」
「何でこんなバチが当たってしまったんやろ?」
色々な事を思うとワンワンと泣けて来ました。
昼はいつも一人になってしまうのですぐに泣けてしまうのです。
看護婦さんはいつでもいいから電話して来て下さいと言ってくれていたのでよく泣きながら電話しました。
友達にもメールすると仕事を早く切り上げて駆けつけて来てくれ病院まで連れて行ってくれました。
その内ご飯が食べられなくなってしまったので先生が心配して1週間入院する事になってしまいました。
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