chikurin


  Experience
No.14
1ヵ月後、退院して初めて病院へ夫に付き添われて車で行きました。
看護婦さんが私の姿を見て「あれ〜!どうしたん?元気な姿が見れると思ってたのに・・・」と言いました。
その看護婦さんは外来専門なので入院中会いに行くと言ってくれていたのですが忙しくてとうとう来れなかったのです。
私の係りの看護婦さんも最後に会えなかったからと言って今日来ると聞いてもうすぐ会いに来ると言うのです。
私はだまったままうつむいて座っているとその看護婦さんがやって来てくれました。
「えらい慌てて帰らはったからびっくりしたわ。会いたかったのに・・・」と言ってくれました。
「私の名前覚えてる?」とか色々聞いてくれました。
その時はまだ覚えていたので小さな声で言うと喜んでくれましたが今はもう忘れてしまって思い出す事ができません。

先生は「こうなる人も何人かいるから心配する事ないよ。」と言って内科を受診するようにと手紙を書いて下さいました。
看護婦さんに連れて行ってもらって内科を受診しました。
そこは心療内科だったのです。
私は完全なうつ症状になっていたのでした。
でもその先生はいい年をしているにもかかわらずいちいち本を見て説明するのです。
その上同じ事を何回も言うので私はすっかり信用を無くしてしまいました。
もう顔を見るのも嫌になってしまいました。

外科の先生に「あの先生は嫌いや!」と言いました。
先生は笑って「相性もあるから仕方ないね。自分がいいと思う所へ行けばいいよ。」と言ってくれました。
その先生は最近来たばかりで外科の先生もまだ会ってないので知らなかったらしいです。

ちょうど友達の知り合いで心療内科へ通院している人がいてその先生がいいというので行ってみる事にしました。
自分で電話したら「もう少し大きな声で言ってもらえなせんか?」と言われて必死で喋りました。
予約制だったので数日間待たされました。
待っている間も不安で不安で仕方ありませんでした。
何が不安なのかもわからないのですが兎に角不安なのです。
夜も眠れなくて一人でいるとすごく不安になって何度も夫を起こしてしまいました。
別の友達も心配して来てくれたけどボーとしていました。

やっと予約の日が来たので紹介してくれた友達と夫に付き添われて行く事になりました。
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