仕事に行くために体調を整えながらボツボツと家事も始めました。
ある朝洗濯をしてズボンを干そうとして竿に下げてある洗濯バサミを持とうとした時どうしても腕が上がらなくて洗濯バサミ迄届かなかったのです。
「あれ?おかしいな。病院では上がってたのに・・・」
いくら頑張ってもダメだったので仕方なく娘に干してもらいました。
病院では上がっていたと思っていたのは洗濯物を干せるくらいの高さではなかったのです。
「何でこんな事くらいできないんやろ・・・」
その時の私はかなりのショックを受けてしまいました。
それが原因かどうかはわかりませんが日がたつにつれだんだん元気がなくなって来たのです。
仕事に行く前の日に挨拶に行くと「あれ?なんか元気ないやん。大丈夫か?」と言われました。
「ああ、やっぱり元気ないんや・・・」と思いましたが「大丈夫や!」と言っておきました。
久し振りに仕事復帰をしました。
でも以前と同じようにできません。
以前は思いバターやチーズの箱を棚から降ろして売り場へ運ぶ為の車にせっせと乗せていたのですがそれができずに落としてしまうのです。
男性達が「降ろしたげるからいつでも言いや!」と言ってくれていたのですがちょうどその場にいる時はいいのですが誰もいない時はわざわざ売り場迄呼びに行って降ろしてもらうわけには行きません。
皆忙しく仕事をしてるのに・・・
数日たって来ると何をしていいかわからなくなって来ました。
ボーッと立っている私を見て「どうしたの?」と皆やさしく聞いてくれます。
「何をしっていいかわからへん」と言うと「じゃあパンを出そうか・・・」と行って一緒にやってくれたりしました。
でも毎日そんな日が続くと私もいられなくなってとうとうチーフに辞めると言ってしまいました。
チーフは「ちょっと早く来過ぎたんや。1年位でもゆっくり休んだらいいから長期休暇を出したげる。」と言ってくれました。
でも私はもう自信がなくて「辞めたい・・・」の一点張りでした。
「毎日家にいてもする事ないやろ?」
「仕事してる方が楽しいし、小遣いも入るししばらく休んだらいい。」と色々言ってくれたのに私は辞めてしまったのです。
毎日家にいる事になってしまった私はもっともっと元気がなくなりテレビを見ても何を言ってるのかさっぱりわからなくなってしまいました。
8月の暑い日にもかかわらずクーラーをつけると寒くなりずっとつけずに膝をかかえたままうずくまっていました。
その内声も出なくなり小さな声で一言喋るのが精一杯でした。
もちろん家事もできなくなり夫がすべてをやってくれていました。
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