日帰り内視鏡手術・治療内視鏡

  院長が病院勤務時代に最も力を入れていたのはこの分野で,“日本で出来る全ての治療が可能”をモットーとしていました.当院は入院ベッドを持っておりませんので,現在は下記の治療を主に行っております.治療技術・器具の進歩で従来入院が必要であった治療が入院なしで可能となってきておりますが,入院治療が必要と判断した場合は希望の病院または当院の推薦する病院に紹介いたします.

胃ポリープ切除:胃ポリープはほとんど悪性化しませんが,悪性の疑いがある場合,出血源となっている場合などに切除します.スネアと呼ぶループ状のワイヤをポリープに引っ掛け絞めた後に,通電し発生する熱で焼き切ります.5~10分ぐらいで終了します.痛みはありません.

大腸ポリープ切除:大腸ポリープの多くは腺腫と呼ばれる腫瘍で将来癌化する恐れを持っています.サイズなどにもよりますがすでに癌化しているものもあります.胃ポリープと同様の手技で切除します.切除後の出血予防のため内視鏡下にクリップを掛けることもあります.ポリープの存在部位にもよりますが,10~20分ぐらいで終了します.やはり切除時の痛みはありません.⇒症例写真

異物除去:義歯など異物を誤って飲み込んでしまった場合に,内視鏡下に把持鉗子という器具を用い異物をつかんで取り出します.⇒症例写真