モエレリエラの仲間
Moelleriella sp. *
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Ascomycota / Pezizomycotina / Sordariomycetes / Hypocreomycetidae / Hypocreales / Clavicipitaceae / anamorph of Hypocrella s. l.

2005年4月1日 長岡京市 Apr. 2005. Nagaokakyo
無性時代の昆虫寄生菌。山地の流畔の樹(長岡京では主にツバキ)の枝や葉裏のコナジラミ(ツバキコナジラミ)の蛹から発生する。寄主の体はしわの寄った黄橙色の革質の子座に包まれる。直径1〜2mm。
* 広義のHypocrella、おそらくMoelleriellaのアナモルフ
かっては台湾の虫草図鑑を元にAschersonia goldiana Sacc. & Ellis , Syll. Fungorum 14: 990, 1899. としてきたが、同種は南米原産ということでこの同定は疑わしい。
アジア産にもよく似た種があり、特徴的な分生子の形から、 Moelleriella oxystoma (Berk.) P. Chaverri, M. Liu & K.T. Hodge, Stud. Mycol. 60: 3, 2008. のアナモルフが最も近いと思われる。


2007年5月21日 長岡京市 May 2007. Nagaokakyo

2005年4月1日 長岡京市 Apr. 2005. Nagaokakyo

柄子殻 pycnidia

分生子 conidia
●参考文献 References (7),

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