クズノイモムシツブタケ Kuzunoimomushitsubutake |
Ophiocordyceps arborescens S. Ban, T. Sakane & Nakagiri, Mycol Progress 14: 1017: 9. 2015 |
. Ascomycota / Pezizomycotina / Sordariomycetes / Hypocreomycetidae / Hypocreales / Ophiocordycipitaceae / Ophiocordyceps |
2009年8月30日 高槻市 Aug. 2009. Takatsuki |
木化した葛の根元あるいは地表に匍匐した幹中のコウモリガの幼虫から1〜3本のストロマを生じる。地上部は高さ3〜9cm、径1〜4mm、上部が鹿角状に分枝した太針型、黄褐色〜茶褐色。ストロマ上部(枝部)に裸生、茶褐色の子嚢殻を密布する。越年性で、発生年はストロマ上部が2〜3に分枝したあと初冬に成長を休止、翌年の4月頃から再び新たな分枝が始まり、伸長したあと7〜8月に結実、成熟する。発生はやや稀。 |
2009年8月30日 高槻市 Aug. 2009. Takatsuki |
2009年8月30日 高槻市 Aug. 2009. Takatsuki |
結実部 |
下は1991年に採取したもの。 林内の椿類の生木の根元に穿孔した鱗翅類の幼虫(体長7.5cm)から発生。 柄は長さ7、8cm 直径3〜5mm。淡褐色の短毛に被われる。未熟個体のため子嚢殻を確認できず。おそらく同じ種類の未熟固体と思われる。 |
1991年7月 長岡京市 Jul. 1991. Nagaokakyo |