里山の春


フィトンチッドを浴びて

 森の精、心静まる森に漂う癒しの物質=フィトンチッド。樹木が茂る森には何かしら落ち着いた温みを感じませんか。
 天王山の北を流れる淀川支流の小泉川を上流へ。奥海印寺立石から本流を遡ると釈迦岳・ポンポン山へと続く道です。雑木林を縫うように進む道端には樹高3m余りの山ツツジが満開です。大沢越と書かれた手書きの案内板に従い西へ登ると、善峯寺と釈迦岳の分岐点です。傾斜が緩やかな沢沿いに、春を待ちかねたように開いた緑の大葉から紫色の花群の蕾が伸び始めていました。
(2006年4月29日、長岡京市西部・大阪府境付近で)



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