Postfix のインストールと設定



Linux My Tips ちょっとしたヒントとメモ


  • postfix をインストールする
  • はまっていたこと
  • 準備とインストール
  • 設定 main.cf その他
  • 参考にさせていただいたもの
  • Plamo3.0 αに Postfix をインストールする2002/06
  • postfix をインストールする
    
    plamo 用のパッケージpostfix.tgz の動作報告です。
    あるいは、こちらから入手できます。
    
    
    はまっていたこと
    postfix.tgz の動作報告です。
    ふううっ!やっと動きだしました。
    まあ、わかってみたらいつものように(笑)しょうもないことを勘違いしておりました。
    最後までひっかかっていたのは、
    #home_mailbox = 
    でした。
    ここを設定してやらないといけないと思い込んでいたがため時間食いに
    なってしまいました。
    home_mailbox =  /var/spool/mail/user とか、/var/spool/mail/jeanne とまで
    してみたのが命取り。
    ローカルの配送をしてくれない状態に悩んでしまいました。
    ところが、
    ここを  default のままにしてやったとたんに、エラーメールが返ってきて、
    Diagnostic-Code: X-Postfix; cannot access mailbox
        /home/jeanne//var/spool/mail/jeanne for user jeanne. cannot create file
        exclusively: No such file or directory
    うひゃと思わず笑ってしまった。
    
    relayhost = は設定済だったので、「外」にもメールが出せるのに、
    ローカルで /var/spool/mail/jeanne にメールが入って来ないという
    状況だったので、何に問題があるかはなんとなく気がついてはいたのですが。
    
    ローカルでの配送テストはこんな風にしてみました。
    >penguin:~$ mail jeanne
    >Subject: test
    >test
    >.
    >Cc: jeanne
    >penguin:~$ 
    >New mail for jeanne@penguin has arrived:
    >----
    >Subject: test
    >From: jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp (Chie Nakatani)
    >test
    >----
    
    準備とインストール
    /var/spool に postfix という名前のディレクトリは自分で作成
    
    既に(従来の)sendmail が動いているなら、停止する。
     # mv /usr/sbin/sendmail /usr/sbin/sendmail.old
     # mv /usr/bin/mailq /usr/bin/mailq.old
     # mv /usr/bin/newaliases /usr/bin/newaliases.old
     # chmod 755 /usr/sbin/sendmail.old /usr/bin/mailq.old /usr/bin/newaliases.old
    
    /etc/group 
    postfix::16:postfix
    
    useradd で postfix を加える
    /etc/passwd
    postfix:x:10002:16::/home/postfix:
    
    
    設定 main.cf その他
    
    (1) /etc/postfix/main.cf は次のようにしました。
    
    penguin:/etc/postfix# postconf -n
    alias_database = hash:/etc/aliases
    biff = yes
    command_directory = /usr/sbin
    daemon_directory = /usr/libexec/postfix
    debug_peer_level = 2
    mail_owner = postfix
    mail_spool_directory = /var/spool/mail
    mydomain = minerva.com
    myhostname = penguin.minerva.com
    mynetworks = 192.168.1.0/24, 127.0.0.1/8
    queue_directory = /var/spool/postfix
    relayhost = mbox.kyoto-inet.or.jp
    sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical
    
    ----
    biff はテストの間は音がなると便利なので。
    sender_canonical_maps は、ローカルのホストとドメインを書き換えるため。
    
    (2)アドレスの書き換え
    sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical
    /etc/postfix/sender_canonical 
    -----------
    @penguin.minerva.com   @mbox.kyoto-inet.or.jp
    -----------
    
    sender_canonical ファイルを作成したら、
    postmapコマンドで検索管理ファイルを作成する、あるいは更新するのを忘れず
    に!
    bash-2.05b# postmap sender_canonical
    実行後に、sender_canonical.dbが作成されています。
    -rw-r--r--    1 root     root           46  5月 28日  12:36 sender_canonical
    -rw-r--r--    1 root     root        12288  5月 28日  12:39 sender_canonical.db
    b
    postmap
    
    
    
    別のマシンで受信したメールのヘッダーは、
    From: は正式なアドレスになってますが、
    Cc: はローカルのままなので、ここも書き換えが必要ですね。
    -----------
    To: jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp
    Cc: jeanne@penguin.minerva.com
    Subject: test1013-1
    Date: Thu, 13 Sep 2001 00:19:18 +0900
    From: Chie Nakatani 
    Message-Id: <20010912151918.94B02781D@penguin.minerva.com>
    X-UIDL: 9c369dff6ab4e21fac8ac1651f0e0931
    -----------
    
    (3)chroot した環境での問題のために
    master.cf の chroot の 項目を全て n にした。
    penguin:/etc/postfix# sh ./LINUX2
    postfix-script: refreshing the Postfix mail system
    
    LINUX2 はpostfix-20010228-pl03.tar.gz に添付のものを使いました。
    
    
    spam 対策<(自分でリストを作成する場合)
    ここを参考にしてください。
    
    
    参考にさせていただいたもの
    
    日本語の FAQ
    
  • Postfix のぺーじ
  • Linux users ML で postfix で検索した。
  • LINUX2 はpostfix-20010228-pl03.tar.gz 添付の文書 これは、postfix のページ でも見られます。
  • ここもとても参考になりました。
  • faq Plamo3.0 αに Postfix をインストールする2002/06 postfix-1.1.11.tar.gz を make してインストールしてみました。 インストールについてはソース添付の INSTALL ファイルを参考に。 マニュアルや添付ファイルの日本語訳等は、Postfix のぺーじにあります。 基本的には $ make # make install 設定作業は su で root で行いますが、postfix の起動には注意しましょう。 main.cf の設定内容を表示させる。 postconf -n ----------------------- bash-2.04# postconf -n alias_database = hash:/etc/aliases command_directory = /usr/sbin config_directory = /etc/postfix daemon_directory = /usr/libexec/postfix debug_peer_level = 2 mail_owner = postfix mail_spool_directory = /var/spool/mail mailq_path = /usr/bin/mailq manpage_directory = /usr/local/man mydomain = minerva.com myhostname = penguin.minerva.com mynetworks = 192.168.1.0/24, 127.0.0.1/8 newaliases_path = /usr/bin/newaliases queue_directory = /var/spool/postfix readme_directory = no relayhost = mbox.kyoto-inet.or.jp sample_directory = /etc/postfix sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical sendmail_path = /usr/sbin/sendmail setgid_group = postdrop ------------------------------ 送信者アドレスの書き換え $myoriginはホスト名(ドメイン名)としておき、 このホスト名を $sender_canonical_maps で変更するようにします。 アドレスの書き換えの件については、 QandA 方法は、 /etc/postfix/sender_canonicalというファイルを作成します。 @host.domain.name @mail.domain.name 私の場合は、 @penguin.minerva.com @mbox.kyoto-inet.or.jp sender_canonicalファイルを # postmap /etc/postfix/sender_canonical hash テーブルを作成し、main.cf内で次のように指定します。 sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical こうすると、 メールを送信する際に送信者のアドレスを user@host.domain.name から user@mail.domain.nameに 変換して送信することが出来ます。



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