Postfix のインストールと設定
Linux My Tips ちょっとしたヒントとメモ
postfix をインストールする
plamo 用のパッケージpostfix.tgz の動作報告です。
あるいは、こちらから入手できます。
はまっていたこと
postfix.tgz の動作報告です。
ふううっ!やっと動きだしました。
まあ、わかってみたらいつものように(笑)しょうもないことを勘違いしておりました。
最後までひっかかっていたのは、
#home_mailbox =
でした。
ここを設定してやらないといけないと思い込んでいたがため時間食いに
なってしまいました。
home_mailbox = /var/spool/mail/user とか、/var/spool/mail/jeanne とまで
してみたのが命取り。
ローカルの配送をしてくれない状態に悩んでしまいました。
ところが、
ここを default のままにしてやったとたんに、エラーメールが返ってきて、
Diagnostic-Code: X-Postfix; cannot access mailbox
/home/jeanne//var/spool/mail/jeanne for user jeanne. cannot create file
exclusively: No such file or directory
うひゃと思わず笑ってしまった。
relayhost = は設定済だったので、「外」にもメールが出せるのに、
ローカルで /var/spool/mail/jeanne にメールが入って来ないという
状況だったので、何に問題があるかはなんとなく気がついてはいたのですが。
ローカルでの配送テストはこんな風にしてみました。
>penguin:~$ mail jeanne
>Subject: test
>test
>.
>Cc: jeanne
>penguin:~$
>New mail for jeanne@penguin has arrived:
>----
>Subject: test
>From: jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp (Chie Nakatani)
>test
>----
準備とインストール
/var/spool に postfix という名前のディレクトリは自分で作成
既に(従来の)sendmail が動いているなら、停止する。
# mv /usr/sbin/sendmail /usr/sbin/sendmail.old
# mv /usr/bin/mailq /usr/bin/mailq.old
# mv /usr/bin/newaliases /usr/bin/newaliases.old
# chmod 755 /usr/sbin/sendmail.old /usr/bin/mailq.old /usr/bin/newaliases.old
/etc/group
postfix::16:postfix
useradd で postfix を加える
/etc/passwd
postfix:x:10002:16::/home/postfix:
設定 main.cf その他
(1) /etc/postfix/main.cf は次のようにしました。
penguin:/etc/postfix# postconf -n
alias_database = hash:/etc/aliases
biff = yes
command_directory = /usr/sbin
daemon_directory = /usr/libexec/postfix
debug_peer_level = 2
mail_owner = postfix
mail_spool_directory = /var/spool/mail
mydomain = minerva.com
myhostname = penguin.minerva.com
mynetworks = 192.168.1.0/24, 127.0.0.1/8
queue_directory = /var/spool/postfix
relayhost = mbox.kyoto-inet.or.jp
sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical
----
biff はテストの間は音がなると便利なので。
sender_canonical_maps は、ローカルのホストとドメインを書き換えるため。
(2)アドレスの書き換え
sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical
/etc/postfix/sender_canonical
-----------
@penguin.minerva.com @mbox.kyoto-inet.or.jp
-----------
sender_canonical ファイルを作成したら、
postmapコマンドで検索管理ファイルを作成する、あるいは更新するのを忘れず
に!
bash-2.05b# postmap sender_canonical
実行後に、sender_canonical.dbが作成されています。
-rw-r--r-- 1 root root 46 5月 28日 12:36 sender_canonical
-rw-r--r-- 1 root root 12288 5月 28日 12:39 sender_canonical.db
b
postmap
別のマシンで受信したメールのヘッダーは、
From: は正式なアドレスになってますが、
Cc: はローカルのままなので、ここも書き換えが必要ですね。
-----------
To: jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp
Cc: jeanne@penguin.minerva.com
Subject: test1013-1
Date: Thu, 13 Sep 2001 00:19:18 +0900
From: Chie Nakatani
Message-Id: <20010912151918.94B02781D@penguin.minerva.com>
X-UIDL: 9c369dff6ab4e21fac8ac1651f0e0931
-----------
(3)chroot した環境での問題のために
master.cf の chroot の 項目を全て n にした。
penguin:/etc/postfix# sh ./LINUX2
postfix-script: refreshing the Postfix mail system
LINUX2 はpostfix-20010228-pl03.tar.gz に添付のものを使いました。
spam 対策<(自分でリストを作成する場合)
ここを参考にしてください。
参考にさせていただいたもの
日本語の FAQ
Postfix のぺーじ
Linux users ML で postfix で検索した。
LINUX2 はpostfix-20010228-pl03.tar.gz 添付の文書
これは、postfix のページ でも見られます。
ここもとても参考になりました。
faq
Plamo3.0 αに Postfix をインストールする2002/06
postfix-1.1.11.tar.gz を make してインストールしてみました。
インストールについてはソース添付の INSTALL ファイルを参考に。
マニュアルや添付ファイルの日本語訳等は、Postfix のぺーじにあります。
基本的には
$ make
# make install
設定作業は su で root で行いますが、postfix の起動には注意しましょう。
main.cf の設定内容を表示させる。
postconf -n
-----------------------
bash-2.04# postconf -n
alias_database = hash:/etc/aliases
command_directory = /usr/sbin
config_directory = /etc/postfix
daemon_directory = /usr/libexec/postfix
debug_peer_level = 2
mail_owner = postfix
mail_spool_directory = /var/spool/mail
mailq_path = /usr/bin/mailq
manpage_directory = /usr/local/man
mydomain = minerva.com
myhostname = penguin.minerva.com
mynetworks = 192.168.1.0/24, 127.0.0.1/8
newaliases_path = /usr/bin/newaliases
queue_directory = /var/spool/postfix
readme_directory = no
relayhost = mbox.kyoto-inet.or.jp
sample_directory = /etc/postfix
sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical
sendmail_path = /usr/sbin/sendmail
setgid_group = postdrop
------------------------------
送信者アドレスの書き換え
$myoriginはホスト名(ドメイン名)としておき、 このホスト名を
$sender_canonical_maps で変更するようにします。
アドレスの書き換えの件については、
QandA
方法は、
/etc/postfix/sender_canonicalというファイルを作成します。
@host.domain.name @mail.domain.name
私の場合は、
@penguin.minerva.com @mbox.kyoto-inet.or.jp
sender_canonicalファイルを
# postmap /etc/postfix/sender_canonical
hash テーブルを作成し、main.cf内で次のように指定します。
sender_canonical_maps = hash:/etc/postfix/sender_canonical
こうすると、
メールを送信する際に送信者のアドレスを user@host.domain.name から
user@mail.domain.nameに 変換して送信することが出来ます。
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