生
まれて間もなく兵庫から美山に移り、わずか15歳で希望を胸に南満州鉄道に入社。しかし、NHKドラマ『大地の子』同様、幾多の修羅場を体験されました。引揚げ後も家庭の事情で、東京・京都・広島と転々とされ、粁余曲折の72年を振り返っておられました。何事にも責任をもって努力・根性・忍耐を座右の銘とされています。
達磨画の始まり
タクシー勤務の時、天竜寺元管長、関牧翁御夫妻との出会いがあり、直筆の色紙を戴き、心引かれたのがきっかけ。早速、日本禅画家協会に入会。余暇をさいて無心に筆を走らせ、墨の濃淡の妙味、創造性に魅了され、水墨の世界へと。机に向い自分の感性を磨く修練のひと時が深夜に及ぶ、失敗のきかない奥の深さが忘れられないと……。
世界的評価を
昨年春には、現在文化社2001記念誌に掲載、独自の表現性が国内外の芸術評論家の注目を集める事となられました。
スペイン・バルセロナパトリヨ邸展でアントニオガウディ芸術大賞受賞をはじめ、東大寺無限展での天平鐘楼大賞、日中韓友好芸術大賞など世界各国から高い評価を受けておられます。
現在、日本禅画家協会名誉理事、中国少林書画院名誉教授を務めておられます。
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