美山町鶴ケ岡小の三年生以上の児童でつくる鶴ケ岡緑の少年団(佐野喜久雄団長)の団員十一人が十八日、同町静原にある建築会社の資材小屋で、茅葺き屋根の屋根葺き作業に挑戦した。
少年団の体験学習にと佐野団長らが計画。茅葺き民家の保存に力を注ぐ「鶴ケ岡建築」社の屋根葺き職人、山崎辰之助さん(七四)ら四人が指導に当たった。
山崎さんが屋根葺きに使う道具や茅屋根の下地に使う「おがら」(皮をはいで乾燥した麻の茎)などの材料を説明したあと、小屋の中にしつらえた屋根の模型を使って作業を実演した。団員たちは、茅の運搬や、茅屋根の結束作業などを体験し、「いろんな道具がいることや屋根葺きの仕方など、知らないことが多かった。体験できてうれしかった」と話していた。
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