田舎と都市の住民が作る楽しみ分かち合う
八月十八日、鶴ケ岡小学校を主会場に、ごんべの会と伏見麺道場の主催で「第二回美山夏そば収穫祭」が行われ、約百四十名の地元住民と都市住民が、そば打ち体験などを通じて交流を深めました。
開会式では、この五月に砂木地内で開催された「たなの子少年団春のまき」で、鶴ケ岡小学校の子供たちや伏見麺道場の参加者らが作ったかかしの表彰が行われ、受賞者(ごんべの会長賞=清水ゆきさん・もとすけ君/緑の少年団長賞=川勝亮君/鶴小校長賞=西田祐輔君/振興会長賞=木下けいこさん・かなこさん)には、賞状と作品のパネルが手渡されました。
午前中、この収穫祭を共催した緑の少年団の子供たちは、自分たちが収穫したそばでそば粉引きを体験。一方、都市住民ら一般の参加者は、伏見麺道場の名人たちの手ほどきでそば打ちにチャレンジし、昼食にはできたての手打ちそばとおにぎりが振舞われました。
参加者からは「このそばはおいしい」と好評で、何度もおかわりに立つ姿が見られました。
午後になると、緑の少年団の子供たちが、ごんべの会の神田和行さんに教えてもらいながらそば打ちを行い、一般の参加者は、鮎のつかみ捕りや神谷の水車小屋での工作に興じました。
この日はあいにく小雨まじりの一日でしたが、おいしいそばと豊かな自然を満喫して「とても楽しかった。来年もまた来たい」という声も聞かれた都市住民らは、自ら仕上げた美山産のそばを手みやげに、満足した様子で一路帰途へとつきました。
スタッフの皆さん、前日の準備から本当にご苦労様でした。
●子供スポーツ大会
〓鶴ヶ岡が総合で準優勝〓
八月二十三日に長谷運動広場では、美山町子供スポーツ大会が行われ、町内の子供たちがソフトボールで練習の成果を競いました。
この日は鶴ケ岡からも小・中学生が出場し、熱戦の末、見事二年連続となる総合準優勝に輝きました。なお、総合優勝は全部門で決勝に進出した宮島となりました。
▼鶴ケ岡の各部門別成績
小学生男子=一位(二位=宮島)
小学生女子=五位(一位=平屋)
中学生混A=一位(二位=宮島)
中学生混B=四位(一位=宮島)
●盛大に開催!大踊り
八月二十四日にタナセン前で行った鶴ケ岡大桶りでは、名調子の音頭に合わせて、婦人会や若葉会はじめ町内外の皆さんが、やぐらを囲んで踊りの輪を作りました。
また、DVDデッキなどが当たった福引きには、脇の田中義さんから寄贈された檜の福引箱が使われ、山森の秋田嘉源(光三郎)さんが箱に描いた禅画には、鶴ケ岡の未来に思いを馳せて「夢」の一文字が大きく書かれていました。
盛郷・殿・川合のあげ松も夜九時過ぎには灯がともり、秋の実りに願いを込めて、鶴ヶ岡に夏の終わりりを告げました。
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