コトパン・サポーターズ京都 |
3月15日(月)
◇◇◇ ありがためいわくコトパンジャン・ダム!! ◇◇◇
−ODAを訴えた現地住民の声−
インドネシア・スマトラ島に日本の政府開発援助でつくられたコトパンジャン・ダム。広大な地域が水没し、2万人ともいわれる現地住民が強制的に移転させられました。環境破壊も深刻です。
2002年9月、現地住民約8300名が日本政府、援助機関の国際協力機構(JICA)と国際協力銀行(JBIC)、コンサルタント会社の東電設計の4者を相手取り、東京地裁に提訴しました。初めてのODAを問う裁判です。
今回は公判に伴い現地から来日する原告団を迎え、ダムによって人々の生活がどうなったか、この裁判をつうじて現地の人々("援助される側のひとたち)が私たち"援助をする側"に訴えていることは何か、ということをお話していただきます。
また、3月11日の第7回口頭弁論で、裁判の争点を整理する総論部分が終わり、次回からは立証段階に入っていくことになります。今回は、こうした節目の状況を踏まえ、裁判の状況についても簡単に報告します。
▼日時: 3月15日(月) 18時30分開場 19時開始 (21時閉会)
▼会場: 京都大学文学部新館2F講義室
(中央キャンパス時計台の北側の建物)
(http://www.kyoto-u.ac.jp/image-2002/kmap/map1f.htm)
▼交通機関: 京阪「出町柳」駅下車徒歩10分
市バス「百万遍」下車
▼プログラム: ビデオ(ニュース番組)
インドネシアから来日されたゲストのお話
・裁判原告
・現地で原告を支援しているNGOスタッフ
現地のスライド映像
裁判の現状についての報告
主催者あいさつ
▼資料代: 500円
▼主催: コトパン・サポーターズ京都
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ka1484zu/
共催: コトパンジャン・ダム被害者住民を支援する会
http://www2.ttcn.ne.jp/~kotopanjang/
後援: 京都大学法学部自治会
▼連絡先: 090-3712-1409(末岡)
*終了後、近くでゲストを囲んでお食事会を予定しています。
参加希望の方はスタッフまでお申し出下さい。
★ コトパンジャンダムQ&A ★
Q コトパンジャンダムってどんなダム?
A インドネシアのスマトラ島西部、西スマトラ州、リアウ州の境にある総面積124平方km、琵琶湖の5分の1の面積を有する巨大発電ダムです。立ち退き住民の数は約2万3000人。日本からの政府開発援助(ODA)事業として計画され、日本から資金約312億円を借り入れて作られました。
Q このダムの何が問題なの?
A 現地住民の同意を取らずに暴力的に移住させて作られたダムです。移転先に用意された井戸は赤茶けた水しか出ず、約束されたはずのゴム園にも何も植えられていませんでした。人々の生活は極端に苦しくなり、またミナンカバウの伝統的な共同体も破壊されてしまいました。さらに、当初の予定の15〜30%しか発電は行われていないという、経済的にも破綻したプロジェクトです。
Q どうして日本政府を訴えているの?
A 日本はただお金を貸しただけではありません。このプロジェクトを「発掘」したのは日本のコンサルタント会社。その会社がプロジェクトをインドネシア政府に持ちかけ、事前準備を行い、ダム建設の監理も行いました。ダム建設を受注した企業には日本の企業も入っています。このように、案件発掘から施工監理まで一貫してこのプロジェクトを主導したのは日本です。一義的に責任を負うべきは相手国政府であっても、それがすなわち日本の責任を免除することにはなりません。日本には問われて然るべき「援助する側の責任」があるはずです。また、このダム建設の目的とされている発電に関しては、スハルト政権のファミリービジネスを潤すために架空の電力需要がでっちあげられた疑いがあります。コトパンジャン・ダムプロジェクトは、日本のゼネコン、商社と、インドネシアのエリートの利権の為に日本のコンサルト会社と外務省が作り上げた援助プロジェクトです。私たちの税金や郵便貯金が使われているODA。援助に絡むこうした不透明なお金の流れを解明し、不適切な行為に司法の裁きを下していくことが必要です。
11月17日
お話しする会は大盛況のうちに終了しました。ありがとうございました!
報告はこちら
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◇◇◇ 誰のためのODAか?−初めてのODAを問う裁判 ◇◇◇
インドネシア コトパンジャン・ダム裁判原告とお話する会 in きょうと
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「私が得た結論は、日本の援助で建設されたコトパンジャン
・ダムは 私たちに恩恵をもたらしたのではなく、ただ長い苦
しみと被害だけをもたらしたということです。」
(コトパンジャン・ダム被害者住民闘争協議会事務局長
イスワディ・アブドゥルラ・サリムさんの言葉
2003年7月3日東京地裁での意見陳述書より)
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【とき】 11/17(月)18:30開場、19:00開始
【ところ】 厚生会職員会館「かもがわ」
(http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.0.44.716&el=135.46.25.098&fi=1)
最寄り駅:市営地下鉄「京都市役所前」、京阪「丸太町」、「三条」
【内容】 インドネシアから来日された原告の方のお話
コトパン・サポーターズ京都から原告の方へのメッセージ
参加者と原告の方との自由に交流
*****京都に来られる原告及び付き添いの方(予定)*****
・サイダン・KH・マラジョさん(タンジュン・パウ村、男性)
・サムシナルさん(バトゥ・ブルスラット村、女性)
・ジョニ・ウユンさん(タラタック協会:住民を支援している現地NGO
アドボカシーチーム コーディネータ、男性)
・イマン・マスファルディさん(タラタク協会代表、男性)
【参加費】 200円
*会場で手作りお菓子と飲み物を販売
【主催】 コトパン・サポーターズ京都
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