京都講演・報告会 ODAが被告になる !?

コトパンジャンダム住民訴訟から


とき:7月4日(金)18:30〜
(21:00終了予定)
ばしょ:京都大学文学部新館第三講義室(案内板あり)
参加費500円±α

講師:鷲見一夫(新潟大学法学部教授、
コトパンジャン・ダム被害者住民を支援する会代表)
コトパンジャン裁判原告住民代表
(村民、WALHI弁護士、NGO代表)
日本側弁護団(奥村弁護士)

主催:コトパンジャンダム被害者住民を支援する会
ATTAC京都
ジュビリー関西ネットワーク
連絡先;山沖直樹
naoki-y@j01.mbox.media.kyoto-u.ac.jp
j00y3279@docomo.ne.jp


マスコミなどで取り上げられ、すでにご存知の方も多いでしょうが、日本のODAによってつくられたダムが、現地の生活や環境を破壊したとして、今、住民から日本政府が訴えられています。

コトパンジャンダムは、日本からのODA約312億円で、インドネシア・スマトラ島中部に建設された水力発電ダムです。このダムの建設のために、約5000世帯23000人が家や農地を失いました。代わりにあてがわれたのは、水の確保にも苦労する不毛の土地です。また、森林や貴重な動物などにも深刻な被害が出てきています。ところが肝心のダムは、完成から5年以上たつにもかかわらず、ほとんどまともに機能していません。

いったい何のためのダム建設だったのか?そもそも金を出した日本に責任はなかったのか?日本のODAを根幹から問い直す裁判が、昨年9月、現地住民たちによって始められました。原告数8396名。国を相手取って、日本で始めてのODA裁判です。

私たちは、7月3日の第一回口頭弁論が開かれるのを受けて、京都でもこの問題に触れる機会を作ろうと、ひとつのイベントを企画しました。現地原告の方の報告と、新潟大学教授でODA問題の第一人者であられる鷲見一夫先生の講演を京都大学文学部新館で行います。

この裁判の行方は、どれだけ日本国内の関心を集められるかにかかっています。少なくとも、この裁判によって、これからの日本のODAのあり方は大きな影響を受けざるを得ないでしょう。遠くインドネシアからこられた原告の人たちを励ますためにも、できるだけ多くの方のご参加を、よろしくお願いします。


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