1998年のトピック


12月のトピック


 すっかり日暮れが早くなってきてしまいました。もう5時になると暗くなっています。北国の人の気持ちが良く分かります。これではどこにも行く気になりません。一度、このあたりの山でも雪が降りました。カリフォルニアへ来て雪を見るとは、驚きました。

 クリスマスには、いろんなところで飾り付けが行われました。そういえば神戸ではルミナリエのライトアップが奇麗だったことでしょう。この辺りではFultonと言う通りが有名で、毎年同じ飾り付けをしているらしいです。サンタクロースのいるところを追っかけるというサイトがあります。残念ながら日本語版は文字化けしてしまいますが....。

 研究室のクリスマスパーティーが大学の寄宿舎の一室でありました。たまたまその棟はクリントン大統領の娘のチェルシーがこの夏まで住んでいたところでした。
 チェルシーを受け持って指導していた方に聞いたのですが、とても気だてのいい普通の子だとのことでした。

 今年のクリスマスはPortola Valleyと言うところの教会に行ってみました。残念ながら、はっきり言って去年行ったスタンフォード・メモリアルチャーチの方が良かったですね。

11月のトピック


 Palo Altoの草サッカー・リーグの秋のリーグが終わってしまいました。最終戦では何とセンター・フォワードで、キック・オフをしました。ただ、緊張のあまり、審判の笛の前に蹴ってしまって...。それのみならず、コーナーキックも初めてしたのですが、そこでも蹴り損なってしまい、恥ずかしかったです。初めてって難しいものですね!

 11月の7-12日にはLAでNeuroscience Meeting(神経学会)が有って、再びロサンゼルスに行って来ました。その後、11/17、18には日本脳循環代謝学会国立循環器病センター主催で開催され、ワークショップに参加しました。これを機会に2週間ほど日本に一時帰国しました。
久しぶりの日本は楽しかったです。スーパーのレジでまごついたときに、日本の能率の良さについていけ無くなりつつある自分が悲しかったです。

 ハリケーン(MITCH と言う名前でしたが)が猛威を振るっていました。この200年で最悪のものだったようです。中央アメリカでは1万数千人もの死者と1万人以上もの行方不明者が出ている模様です。大陸では天災も規模が洒落になりません。救援物資を大学の国際交流センターで募集していたので、少し寄付しました。
被害のひどかったニカラグアホンジュラスは人口を足しても1千万人位の国ですから、そこでのこれだけの死傷者ということは、想像を絶する状況だと思います。

 アメリカで選挙がありました。こちらの選挙では、予めかなり分厚い冊子が2種類送られてきて、それを読んで投票するようです。普通の選挙だけでなく、住民投票の部分もあり、分量としては普通の週刊誌くらいか、それより多いくらいではないかと思います。こんなのを全部読むとするとかなりしんどいと思いました。日本のように宣伝カーとか無いので、これとテレビの宣伝で投票する内容を把握するのでしょう。知り合いは半分くらい読んだとのことです。

10月のトピック


  10/2-8にロサンゼルスのUCLAで睡眠研究学会ワークショップがあり、行ってきました。感想を一言で言えば。「楽しかった!」です。若手の研究者の教育が主な目的のようでした。
 UCLAとその関連の研究施設を見学しました。UCLAでは臨床的な内容も多く、個人的に、非常に有意義でした。お楽しみも結構あって、モロッコ・レストランでディナーがあったり(踊りのアトラクション付き!)、ハリウッドの夜に繰り出したりしました。
 日程の後半はアローヘッド湖(LAから車で時間ほどの山の中にあるリゾート地です)にある、UCLAのカンファレンス・センターに移動しました。そこでは、コテージに泊まって、毎晩ジャグジー(泡の出るお風呂)に皆で行って騒いだり、ソフトボールをしたりしていました。睡眠については、朝の8時半から午前中一杯と夕方の8時くらいから10時くらいまで講義とディスカッションでした。こっちの方もなかなか面白いものでした。でも何と言っても、学生気分に戻って騒いだことが何より楽しかったです。こっちの若手の研究者達と個人的に結構親しくなれたのが、それ以外の収穫です。

  Palo Altoの草サッカー・リーグはその間お休みしていました。参加した10/11、18ともラストパス、シュートともしたのですが、結局得点に結びつきませんでした。18日には結構攻撃を作れたし、守備にも貢献して、出来は良かったのですが、捻挫をしてしまいました。翌週は結局休むことになりました。

 10月31日はハローウィーンでした。まず、スタンフォード・ショッピングセンターに行き、そこでのハローウィーン・ハントをみました。子供が仮装してお店を回り、店員さんにお菓子を貰っていました。
 その後で、知り合いの家のパーティーに行ってきました。仮装している人は1/3位だったでしょうか。
 そして、最後に、深夜になってからスタンフォード大学内でのディスコパーティーをみてきました。去年はかなり派手な仮装の人が多かったので期待して行ったのですが、結構普通の格好の人が多くてがっかりしました。年によってかなり差があるみたいです。
 ハローウィーンはアメリカのもののようで、ヨーロッパでは日本のお盆のように先祖を祭る日らしいです。

9月のトピック


 レーバー・デー(勤労感謝の日でしょうか?)の連休にナパ・バレー(ワイン・カントリー)に行って、ワイナリー(ワイン工場)をいくつか回りました。その中でもOpus Oneで飲んだワインは格別でした(値段もですが....一杯$20)。見学ツアーに行った中ではCharles Krug Wineryが面白かったです。歴史があるところで、昔の樽を今でも使っていたりしました。
 早朝に熱気球に乗りました。最初はちょっとビビリましたが、上空からの日の出とナパ・バレーのパノラマ・ビューは素晴らしかったです。
 石造りの料理学校は博物館としては良かったのですが、料理の方は......期待していっただけに、裏切られたと強く感じました。
 観光の穴場としては間欠泉カリストーガという町の北にありました。普段は40分おき位に20m位の熱湯を吹き出しているのが、その時は14分おきだったので、思わず3回も見てしまいました。

 クリントン大統領についての特別検察官報告書和訳も有ります)がインターネットで公開されています。ただし、実際にアクセスするのは混んでいて難しいです。要約も有ります。
  CNNによると、公表された直後の「クリントンの支持率」、「大統領が辞任する必要がないと思っている人」の割合、「特別検察官報告書について聞いたことも読んだこともない人」は共に61ー63%でした。これほどのニュースなのに、聞いたことも読んだこともないというのは、一体どういうことなんでしょうか?? 流石に今では知らない人はあまりいないと思いますが。
 テレビで大統領の証言のビデオが公開されました。他の局では証言だけでしたが、 CNNは画面の右下にアメリカの株価の変化をリアルタイムで放送していました。いかにも、クリントンの証言のためにこれだけ株価が下がったと言っているかの様でした。また、問題のドレスの写真等も公開されています。やるときは徹底しているのには感心しますが、日本ならこうなる前に辞任しているでしょう。

 Palo Altoの草サッカー・リーグの秋のリーグがセリエA と同日(9/13)に開幕しました。セリエAと言えば、ペルージャ中田選手はユベントス相手に2得点したとのことですが、快挙ですね。
 僕の方も9/13はそれなりに活躍できました。スルーパスがきっちりと通って、得点をアシストしたのです! それ以外にも、ゴール前に味方がフリーになれたパスを出せました。味方のもう一点はコーナーキックからのもので、その時僕はニアサイドでスルーして、中央からの得点でした。その後、バテバテになってしまい、簡単に相手にボールを取られてしまってそれが失点に繋がったので(結局2ー1で勝ちましたが)、良くも悪くも全得点に絡んだことになりました。
 9/20の試合では前半はオフェンシブ・ミッドフィールダーとしてプレーしましたが、効果的な働きは出来ませんでした。後半はお役御免となり、センターバックに下がりました。何れにせよ、僕に中央をやらせるとは、みんな何を考えているんでしょう?! 試合の方は1ー1で引き分けました。次の2週は予定があって行けそうにありません。残念です。

10/2-8にロサンゼルスのUCLAで睡眠研究学会ワークショップがあり、出かけてきます。睡眠に興味のある若手の研究者を養成するためのもののようです。旅費等は支給されますが、睡眠の実践のみ(うたた寝とも言いますが)にならないようにしたいと思っています。

8月のトピック


 Palo Altoの草サッカー・リーグで8/9はチームに登録している24人中18人出席していました(要するに7人余っていたわけです。因みに8/2は11人しかいませんでした)。おかげで、出場していた時間が短くて...ちょっと不満でした。初めて見る人が多くて、いつもと随分変わった感じでした。チームとしては先々週は7ー1で勝利、先週は7ー7で引き分けと、まるで野球のように点が入っています。
 8/23。またも、またも、としか言いようがありませんが、初ゴールの絶好のチャンスを逃してしまいました。今回は水当番(チーム全員の飲み水を持っていく当番)であったにも関わらず、前半の終了直前に行くという大遅刻で、後半の頭から出場しました。後半10分くらいの時に、ゴール前で味方からのバックパスをダイレクトでシュートしたのですが、無情にも(というより未熟なんですが)バーのちょっと上でした。しかも、シュートとほぼ同時にディフェンダーに転倒させられてしまいました。その時に、左大腿の筋肉を痛めて走れなくなってしまい、交代しました。軽い肉離れのようです。まさに、泣きっ面に蜂というところでした。

 8/12の朝7時頃、地震がありました。震度3くらいだと思います。アメリカでは地震や火災報知器が鳴ったときなど、みな建物から出て避難するとのことなので、どうしようかと廊下を覗いてみましたが、誰も動きがなかったので、ベッドに戻りました。

 アメリカで株が暴落しています。報道ではアジア危機やロシア危機の影響だと言っていますが、本当にそれだけなのでしょうか? 日本の株価(日経平均)とアメリカの株価(NYダウ平均)は7月末までは良く相関していましたが、クリントンのスキャンダルについて進展があった7月末からはアメリカの株価が一方的に落ちて、日本のはそれに引きずられているように見えます。日本では大統領疑惑との関係も報道されていますが、アメリカでは全く聞きません。大幅に落ちる度にアジアロシアの危機の影響という報道のみがなされています。
 アメリカがアジア危機を強調するのはアメリカ議会にIMFへの増資を承認させるためだという記事を読んだ覚えがあります。何がどうなっているんだか...。
 ただし、8月末からの世界同時株安進行の引き金となったのは、ロシアのルーブル引き下げであることには全く異論ありません。

 8/16(日曜)に明石市の市長、市議会議長などからなる団体の案内を、ボランティアでしました。スタンフォード大学構内などを案内し、その後で、姉妹都市である バレイヨ市(Vallejo)の関係者主催でバーベキュー・パーティーが行われました。
 予定を聞きますと翌日はカリフォルニアの州都があるサクラメント市まで出かけて、上院議院と会談した後、夕方にはバレイヨ市に戻り、そこでバレイヨ市の主催のパーティーに出席するということでした。かなりの強行軍で、日本に帰ってから一挙に疲れが出てしまうのではと心配してしまいました。

 8/17 とうとうクリントン大統領が「不適切な関係」を認めました。アメリカのテレビはもちろんこのことで持ちきりです。

 アメリカがテロに対する報復としてスーダン、アフガニスタンを空爆しました。恐れているのはこれに対する報復が行われることです。外務省も在留邦人に警戒呼びかけたとのことです(毎日新聞)。クリントンの娘(チェルシー)がスタンフォードに在学中なので、ここが標的とならないことを祈るばかりです。あと、空港にも出来るだけ近付かないようにします。

 近くの町にあるIntuitiveという会社に見学に行って来ました。医学用のロボットを作製している会社です。内視鏡手術をするのに、ロボットを使おうというものです。
 利点としては、1)手を動かすとその等倍ー5/1倍の距離で動くために(設定可能)、非常に細かい動きが可能。2)三次元立体映像で見れるために、視認性がよい。3)将来的には遠隔手術が可能。なことがあります。
 欠点としては、1)価格が高価(未定ですが数億円の単位ではないでしょうか)。2)手の感触が全くない(触覚がないということです)。3)動きに制約がある。ということだと思います。
 それでも将来的には非常に有望なものだと思います。今年の秋のヨーロッパでの心臓外科の学会で展示ブースを持つそうです。

 8月は世界に取り、激動の一月だったと思います。

7月のトピック


 7/4はアメリカの独立記念日でした。近くの町(Redwood City)にパレードを見に行って、その後アパートで行われたティーに参加し、夕方からは近くの町(Mountain View)の野外劇場に行きました。サンフランシスコ・シンフォニーがやってきて、演奏会があったからです。クライマックスは1812という曲で、大砲の音がする辺りで花火があがったところでした。雰囲気があって良かったですが、花火自体は日本の花火大会の方がずっと優れています。

 日曜日のPalo Altoの草サッカー・リーグでは2週続けてゴール前で味方と激突! しかも、今週はそれ以外にも転倒すること数度、右手の親指を突き指してしまいました。幸い骨は異常有りませんでしたが、日常生活にも不便しています。

 参院選とその後の日本の政局についてはアメリカでもトップニュースでした。聞くところによるとスイスでもトップニュースだったそうです。それだけ日本に関心があると言って良いのか、それだけ日本発の世界恐慌の恐れがあると思われているのかは別にして、早く日本の経済が回復することを願っています。その割に日本の政治家は次の選挙のことばかり考えているように見えて、暢気だなあ、状況が判っているのかなあと心配してしまいます。

 中田英寿選手がイタリアのセリエAのペルージャに移籍しました。実は今、このホームページの和訳を手伝っています。

6月のトピック


 6/14のワールドカップ日本ーアルゼンチン戦の視聴率67.3%でスポーツ中継史上最高視聴率だったそうです。残念ながら負けてしまいましたが、あれだけ速いアルゼンチンに事故のような一点のみに抑えられたことはディフェンスは素晴らしかったと思います。ゴールキック等のロングキックをほとんど取られてしまっては攻撃のしようがなかったと思います。
 クロアチア戦も積極的に攻めに出て頑張りましたが、負けてしまいました。最後のジャマイカ戦が勝つ可能性は一番あると試合前には思ったのですが、ふたを開けてみると、最もできが悪かったように思いました。どうにか無得点だけは免れましたが、勝てそうな気はしませんでした。どうしてしまったんでしょう? 全試合を通じて思ったことは、ストライカーの不在です。その前のところまではそこそこだと思うのですが、得点を入れるプレーに恐さがありませんでした。むしろ、最終戦でちょっとだけ出た、小野選手をフォワードにしたらどうかと思いました。切り返してディフェンスをかわして、すばやくシュートが出来たのは彼だけだと思いました(強豪国のフォワードならみなしていることでしたが)。フォワードの選手(特に城選手)は最初の2戦の相手の印象が強く、また、精神的なプレッシャーが強かったために、萎縮してしまっていたのかもしれませんが。それにしても全敗だったことは残念でした。
 これで今後のアジアの出場枠も厳しくなるでしょうね。

6/10からサッカーのワールドカップが開幕しました。今日本は青一色(日本代表のユニフォームの色)だと思いますが、アメリカでは丁度 NBA (バスケットボール)と NHL (アイス・ホッケー)のプレーオフの最中なので、扱いはとても小さいです。アメリカの代表チーム の模様さえもほとんど判りません。流石にアメリカの試合のあったときには話題になっていましたが。

6/6にスタンフォードの日本人と中国人のチームで試合をしました。日本人チームはメンバーが集まってから一月足らずで、まだ、ポジションも決まってませんでした。それに比べて、中国人チームはコーチは居るは、ユニフォームもあるはでチームとしてできあがっていました。これでは勝負になるはずもなく、ぼろ負けでした。ただ、後半になってからは、日本側もチームとして機能始めているように思いました。これからが楽しみです。
 日曜日のPalo Altoの草サッカー・リーグは春のリーグが終了し、夏のリーグが6/21に始まるまでお休みでした。今回は夏の休暇の時期に当たり登録していても参加出来る人数が少ないことが予想されるため、また、暑さのためのスタミナの問題のためか、1チーム20人以上登録されています。6/28日に初参加したのですが、今度のチームはレベルが高そうでした。それでも一度得点できる大チャンスがあったのですが、味方に激突されて終わってしまいました。
 日曜日の夕方に参加している スタンフォード日本人会のサッカーはミニゲームを中心にしています。ミニゲームでは展開が速くなる分、テクニックの差がもろに出ます。この状況の下では僕はほとんど役に立ってません。残念ながら、毎回課題が見いだされるばかりです。6/28など、足の爪が剥がれてしまい散々でした。

円安が進んでいます。一年の間にここまで進むとはアメリカに来た当初は思ってもみませんでした。結構つらいものがあります。実は、140円台の半ばにはなるだろうと先月の段階で思っていました。といいますのは、アメリカの政府高官が日本経済を立て直すためなら140-150円の円安は容認するという主旨の発言があった数日後に、日本の経済企画庁が1ドルの価値は東京では143円くらいになるという報道をしていたからです。このことから、日米両国とも140円台半ばをめざしているのだろうと予測したわけです。でも、ここまで円安が進むと(146円)世界経済に対する影響が出てくるようで、アジア各国から問題にされ始めているので、そろそろ日米両国が手を打つのではないかと思っています

6/19-23にアメリカ睡眠学会のためにニュー・オリンズに行って来ました。もう見るところは前回(11月)に行き尽くした感がある上に、今は非常に蒸し暑くて....こうなったら毎日、学会場とホテルの往復だけにして、ワールドカップのテレビ観戦にかけるしかないか...と思ってました。それにしても暑かったです。

5月のトピック


5/2にスタンフォード大学のメモリアル・チャーチに行くと、クリントン大統領一家が来ていました(娘のチェルシーがスタンフォードの学生だからです)。聖体拝領というキリスト教の儀式が行われて、列を作って前の祭壇の所まで進みました。クリントンの前まで来たところで目があったので「Hi!(やあ!と言ったわけです)」と声をかけると、クリントンもちょっと手を挙げて小声で「Hi!」と挨拶を返してきました。とても真面目な宗教の儀式の最中に大統領とこんな会話(?)を交わしてしまいました(そんなことをしている人は居ませんでいしたし、そんなことをして良い雰囲気でもなかったのですが)。大統領本人は、とても人なつこそうな感じの人で、教会ではちょっと退屈してた様に思いました。ヒラリー夫人は気難しそうで、チェルシー(娘)は隣りに座っていた若い男性との話に夢中でした(ボーイフレンドか、ただの御学友かとニュースでも話題になってました)。
 5/10に再度メモリアル・チャーチに行くとに行くと、チェルシーが来ていました。その時一緒に来ていたのは、前述のボーイフレンド以外に、若い女性一人と男性二人の計5人でした。そのもう一人の若い女性はチェルシーと同じくらいの背丈で同じ様な服装でした。遠目に見ると区別し難くしていたのだと思います。男性二人もSPでしょう。日本よりも危機管理という点で考えているのでしょう。

 5/3のサッカーは自分としてはこれまでで一番のできでした。守備は自分なりに良かったと思いますし、先週と違ってパスも通ってました。ただ、攻撃に関しては、コーナーキックを胸でトラップをしてそのままゴールに持ち込もうとして、前にいたディフェンダーに阻まれてしまったのが、唯一の得点の可能性のあるシーンでした。チェックが厳しい状態では流石にまだプレーになりませんし、{左の中盤をしているのですが}ゲームの組立なんて考えること出来ませんが、今の自分の力からすると良い出来だったと思います。
 5/10の午後、スタンフォードの日本人のサッカー好きが10数名集まって、中国人達(3月のトピック参照)と一緒にサッカーをしました。6月には対抗戦をしようというのです。たまたま日本から来ていた義兄と一緒に参加しました。これだけ集まるとは、日本も捨てたものではないと思いました。
 以降、毎週日曜日には町の草サッカー・リーグ スタンフォード日本人会のサッカーの双方に(ダブル・ヘッダー)参加しています。残念ながら満足の行くパフォーマンスは得られていません。疲労のみが蓄積されているようです。

 先日、シカゴでお腹を銃で撃たれた15歳の少年が、病院の救急の中に入れて貰えなかったために手遅れで死亡するという事件がありました。病院は、警官が到着して少年を病院に入れるまで放っておいたのです。病院の外のことは関知しない取り決めになっていたために起こった悲劇でした(これは事件の翌日に変更されました)。折しも人気の ER (日本でも放映している、救急病棟のドラマ)で、同じ様な事件があり、そのドラマでは、医者が撃たれた人を病院の外まで探しに行くという話が放送されたところでした。そういえばERの舞台はシカゴではなかったでしょうか? 二重の皮肉だと思います。

 またもやアメリカの学校で発砲事件 がありました。昨年の10月から5件目で、今回は二人殺されてしまいました。犯人は15歳の少年ですが、事件の当日中に少年法ではなく、普通に裁かれることが決まり、その日の内に顔と名前が公表されました。この辺りが日本との未成年犯罪における最も大きな違いだと思います。

 エルニーニョの影響か、今日も雨が降っています。例年は3月くらいから毎日晴れが続くらしいですが、雨が多いです。まるで冬(雨期)みたいだと話題になっています。天気予報を見ていると、この辺りは今アメリカ本土で一番寒いことが判り驚いています。アラスカのノームと同じくらいの気温なのです(最高気温が10度代前半)!

4月のトピック


 J−リーグでは中山選手が4試合連続のハット・トリックを達成したとのこと、びっくりしています。ギネスブックものだそうですね。ワールドカップ本番までこの調子を持続させて欲しいものです。

 4/26にサンフランシスコの日本人町桜祭りがあり、パレードを見てきました。地元の太鼓クラブ(こちらでは人気が高いそうです)から、日本から参加の民謡クラブまで参加していました。観客は思ったほどは多くなかったです。以前はもっと賑やかだったそうです。そのためには、お年寄りが昔を懐かしんでというものから、今の若者に受け入れられるようなものに変えていかなければ、という話を聞きました。

 4/11にアメリカのプロサッカー(MLS) San Jose Clash Chicago Fire 戦を観てきました。リーグの5位と2位(6チーム中)の試合だったのですが、あまり見所のない、何となくのんびりとしたものでした。正直眠かったです。こんなリーグ戦をしている国には(もし試合することが有れば)日本代表は絶対に負けて欲しくないなと思いました。ただ、僕自身としては、自分が参加している草サッカー・リーグでの自分のポジション取りをどうしたらよいかが判ったという収穫がありました。
 僕らのサッカーの試合で、2週連続で初ゴールを逃してしまいました。今回はフリーで抜け出したところにセンタリングが来て、がら空きのゴールに流し込んだつもりが、コースを狙いすぎて左にはずれてしまいました。前回はほとんど空振りだったことを思えば進歩ですが...。

 4/5に大リーグヤンキースvsアスレチックス (A's)戦を観てきました。残念ながら雨で登板日がずれたために、伊良部は見れませんでした。とんでもない打撃戦で、特に終盤は飛び交ったホームランのために二転三転としたゲームとなりました。ただ、球場はとんでもなく寒かったです。それでも半袖の人や上半身裸の(もちろん男性)もいました。休日のためか子供連れが目に付きました。開幕以来テレビを見ていると、10点くらい点の入る試合がざらです。

 4/12はイースター(復活祭)です。ちなみに4/11は(正確には4/10の日没から)ユダヤ教の過ぎ越しの祭りの日です(新約聖書の最後の晩餐の箇所で出てきます)。
 そういえば、クリスマスはユダヤ教のハヌーカーと同時期だし...。さらに言えば、キリストの誕生はイスラム教のコーランにも載っているそうです。これらの宗教が生まれた場所が非常に近いことを思えば、共通点が見いだせるのもそれほど不思議なことではないのかもしれませんが...。
 イースターの日の早朝に朝日を見るという行事がありました。まさに、ご来光を拝むというものでした。大学の敷地内の牧場の丘で見たのですが、周りに牛が集まってきたりして、なかなか面白かったです。

 サッカーの日韓戦負けてしまいましたね、でも、それなりに収穫のあった久しぶりの試合だと思いました。

   アメリカでは子供による学校での銃乱射事件が昨年から続いています。加害者の子供(Times・Newsweekともはっきり顔が映った写真が表紙を飾ってました)も家族も実名・顔写真入りで報道されるのには驚いてしまいます。また、被害者の親はそれでも銃規制に反対なのにもびっくりしました。

 

3月のトピック


 ナルコレプシーという病気のreviewが5月にGenome Researchという雑誌に掲載されることになりました。これは、Cold Spring HarborGenome Meetingで配布されます。

 March Madness(三月狂い?!)といわれる季節になりました。NCAAバスケットボール決勝トーナメントが行われているからです。 Stanford(男子・全米ランク10位)はMidwest地区でとうとう優勝!!  ということは、全米のBest 4まで勝ち残ったのです。ディフェンスは良いと思いますが、スリーポイントとフリースローが得点源なチームが地区優勝してしまうとは。しかも、まさに奇跡としか言い様のない試合展開の連続でした。 全米の準決勝では延長の末、一点差で涙をのむ結果になりました( March Sadnessと新聞の見出しにありました)。

 Palo Altoの草サッカー・リーグ開幕!!。元気なアメリカ人達と楽しんでいます。この辺りはアメリカで唯一サッカーが根付いているところらしいです。来週の目標はプレーに緩急の変化を持たすことです。先週の試合では、先々週の疲れから7-8割のスピードしか出せなかったんで。でも、少しづつは上達しているつもりです。初めて1-2ヶ月にしてはまあまあだと信じてます。来週は水の差し入れ当番なんで、絶対参加です!! 予定では全試合日程の1/3程度参加するはずだったのですが、今のところ皆勤です。しかも、行ってみると人数ぎりぎりなんで休めなくて(途中交代は無制限なのです)...。

 3/8にサッカーの練習に大学のグラウンドに出かけたところ、中国人がサッカーをしているのにたまたま出くわし、混ぜて貰いました。皆、非常に上手かったです。2チーム出来るほどのサッカー経験者が外国で毎週揃うとは、中国のサッカーは根付いているのだなあと感心しました(これにはスタンフォードのアジア人率が24%、UCバークレーなら41%と高いこと、また、中国ではサッカーが一番人気のスポーツであることが関係しているとだろうとのことです)。それにしても、プロの中に一人だけ素人が混ざってるのは、結構つらいものがありました。

 サッカーと言えば、日本代表がダイナスティ・カップがありましたね。残念ながら、アメリカからでは観戦の方法は、非常に限られます(今回は日本のインターネットを通じての放送はないようなので)。取りあえず、一応優勝したことは嬉しかったです。今はワールドカップに向けて色々試す時期なので結果はそれほど気にしていないのですが。

3/17は聖パトリックの日で州によっては祝日のところもあるようですが、残念ながらカリフォルニアでは平日です。聖パトリックはアイルランドにキリスト教を伝えた人で、クローバーを使って説明したので、クローバーがシンボルになっています。その他にもアイルランドから蛇を無くしたなどの伝説があります。世界中のアイルランド系の人がお祝いをするそうで、アイルランド料理を食べる日でもあります。アパートでこのパーティーがあったので参加しました。バンジョーでのアイルランド民謡の演奏もありました。ちなみに、ケネディー大統領もアイルランド系だそうです。

2月のトピック


 アメリカでのオリンピック閉会式直前に放送された番組に対する感想がスタンフォードの日本人会のメーリングリストで回ってきました。その内容はこちら までどうぞ。

  大脳の虚血に関しての論文がNeuroReportに掲載されました。詳しくは研究(NMDA)についてをご覧下さい。

 サッカーを始めました。高校生の時の体育の授業以来です。Palo Altoの草サッカー・リーグに参加することにしたのです。ところがその初日の2/1は雨で中止になってしまいました。ちょっと残念ですが、嵐が来るらしいので仕方がありません。僕が参加するのは25歳以上のものですが、ユース女性のリーグもあります。男性のリーグには全部で32チーム有りますが、日本人は3-4人だと思います。その中でも僕はもちろん下のレベルのBリーグなのですが、一体どんな感じのサッカーになるんでしょうか?

一体こんなことがあっても良いのか!!!!!!日本 FIFAランキング 9位!! 誰がこれを信じられるのでしょう。もう少し信憑性のあるランキングを見たい方はこちらまで。

 今月はこのあたりに100年に一度位の大きな嵐が来ているとのことで、特に2/3はひどくて、家から歩いていける距離の所でも、道路は一部浸水していました。この洪水のためにいろんなところが(高速も含めて)交通止めになっていました。特に隣のEast Palo Alto市は主要な道が全て閉鎖されて、一時、陸の孤島と化していたらしいです。大学の中も図書館洪水になったところがいくつかあったそうです。職員は朝の1時過ぎから召集がかかって、リレーで本を上の階に運んで乾かしたそうです。学生も大勢手伝ったとのことでしたが、後でその溢れた水が下水だったことを知って愕然としたらしいです。僕は大学のすぐそばに住んでいるのであんまり判りませんでしたが、皆すごい思いをして大学まで来たようです。気が付いたことといえば、川の水量のすごさと、道路に木のかなり太い枝が折れて転がっていたことくらいでした。洪水の生々しい様子はこちらでご覧下さい。
2/7の洪水はそれよりは随分ましでしたが、カーメルで開催されていた学会は停電で大変だったそうです。また途中の道には大きな木が倒れていたりして、閉鎖されていたとのことです。48時間で12cm位の降水で洪水が起こるらしいのですが、信じられますか? 小川は全く護岸工事がなされていません(付近の住民が環境保護のために反対しているためだそうです)。アメリカは天災が多いと思っていましたが、これって天災と行って片づけて良いのでしょうか。

 そういえば日米のフィルム交渉が決着しました。コダックフジフィルムを提訴していたものです。聞いたところによると、コダックが訴えたときに取材に行っていたカメラマン達は皆、品質の問題でフジを使っていたらしいです。このことは、知る人ぞ知る笑い話だそうですが、こんなことで、市場の閉鎖性のためだなんてよく言えるなと思います。こっちに来て思ったのは、アメリカは「自由の国」というよりも「不良品の国」と呼んだ方が今や僕にとってはぴったりするということです。これについてはそのうち詳しく書きますが、一言でいうと、新品を普通の店で買う時に、日本製か日本企業のもの以外は、不良品で交換に行く可能性を納得した上で購入しなくてはいけないということです。ただし、今回の交渉の結果は「日本が勝って良かった」などと単純に喜んで良いものでは無いようですが...。

  長野オリンピックが開催されました。開会式を集まってみるというイベントがアパートでありましたが、あの開会式は正直言って恥ずかしかったです。見栄えがしなくて。長野の村祭りではなくて日本全体のイベントなのに、あれでは幾らなんでもひどいと思いました。やって来ていたアメリカ人達はアメリカの入場行進が終わると皆帰ってしまいました(これが評価だと思います)。一番人気はSnow Monkey(温泉に浸かっている日本猿)かもしれません。必ず話題になりますし。インタビューもしていました(ほんとにマイクを向けて、プイッとあっちを向く絵を載せて、「No」と言ったことにしていました)。公式マスコットよりもこっちの名前の方が覚え得られていると思います。大敗した日本女子アイスホッケーチームですが、非常に好意的なコメントをもらってました。吹っ飛ばされながらも最後まで頑張っていたのを評価されたのでしょうか。日本のコンビニやパチンコを紹介されていました。
その後、競技の結果で話題になったのは、モーグルの男子(サンフランシスコ周辺の人です)でアメリカ初の金メダルを取ったこと、スピードスケートの清水の500mです。清水のことも何度も滑りの映像をを観ました。かなり印象的だったようです(あれだけずば抜けて速ければ当然かもしれませんが)。この町(Palo Alto)の人も2人メダルを取りました。二人乗りのLuge(そり)で、一人は銀、もう一人は銅を取ったのです。同じ町の人が二人もとは驚きました。
 ジャンプの原田選手はこちらでも人気者で、知っている人も結構います。テレビでもジャンプ競技でメインに扱われていました。「Happy Harada」と呼ばれています。それにしても団体の金メダルすごかったですね。
 アメリカでスノーボードの事故で死亡者が出ました。時期が重なったのでオリンピックと絡んで紹介されていたのが印象的でした。そういえばこの冬、故ケネディ大統領の孫か誰かもスキーで死亡しました。皆さんも気を付けましょう。

 ロサンゼルスまでCONCACAF Gold Cupというサッカーの試合を見に行ってきました。北中米カリブ海(CONCACAF)の予選を勝ち抜いた9か国に、南米チャンピオンのブラジルを招待国として加えた10か国で争われまていた大会の決勝戦(メキシコ--アメリカ)と三位決定戦(ブラジル--ジャマイカ)を観てきたのです。オリンピックも行われたという会場には91,255人も観客が入りました。そのうち99%以上はメキシコ人で、「カリフォルニアはメキシコだ!」と叫んでいました。ジャマイカはワールドカップで日本と当たるのですが、予想外に上手くて、世界一のブラジルと比べてもそう遜色無いチームに仕上がっていました。

 最近一番笑った記事がこれです。●力石徹現れる!●京大のキャンパス内の話です。

1月のトピック


 アメリカではクリスマスの方が新年よりも大きなイベントだとは聞いていましたが、それを最も強く感じたのは、新聞の新年号が特にないということです。普段の平日と同じ厚さなのです。日曜日にはこの数倍のボリュームのものが来ることを思うと変な感じです。1日には朝から一日中アメフトの大学のボウル戦があって、おそらくテレビに釘付けなのか、道路はがらがらでした。
 San Joseに初めて行って来ました。ここはシリコンバレーの中心の大きな街です。そこの美術館は現代美術の展示が中心でしたが非常に面白かったです。また、音楽にも力を入れていて、毎日曜にはJAZZかクラシックのコンサートが行われ、夏にはJAZZ フェスティバルが行われるようです。とても気に入ったのでそこの会員になろうかと話し合っています。
 モントレーにを見に行ってきました。に乗っていくのですが、数え切れないほどの鯨を割と近くで観ました。イルカが船のそばで跳ねて遊んだりして、なかなか楽しかったですが。ただし、男性群は皆船酔いに苦しみました。
 今テレビはクリントン大統領のスキャンダル問題一色です。そのために株価や為替にも影響が出ているそうです。周りのアメリカ人はそんなことよりもっと議会はすることがあるだろうとか、(Stanfordに留学中のChelsea)
さんが可哀想とかいった反応です。ただし、Chelsea がStanfordに在学中ということと、カリフォルニア人の気質というものもあるのかもしれません。
 NFLは残念ながら地元のサンフランシスコ49nersは負けてしまったので、Super Bowlは地元チームの試合ではなくなってしまいました。ちょっと残念!
 Super Bowlを集まって観るというイベントがアパートであったので参加してきました。相変わらず、来ているアジア人は私たちだけで、しかも圧倒的に年齢層が高かったです。 皆、コロラドのブロンコスの応援をしていました。クオーターバック(QB) がスタンフォード出身だったこと関係あると思います。試合は最後までわからない競った試合でした。もう一方のパッカーズは他のチームとは違って(企業や億万長者のものではなくて)市民球団だそうです。