いささかひねくれたタイトルであり、
「イヤなら行くなっ」と、
お叱りの声も聞こえてきそうではありますが、
「イヤイヤ訪ねたような人間も魅了するほど、世界遺産は素晴らしかった」
という率直な思いを込めたものです。

今の情報化社会においては、「旅」に関してもたくさんの情報が溢れています。
ところが、「こんな面白い観光地がある」といった情報に導かれて現地に赴いた場合、
期待はずれに終わったり、単に情報を確認するだけに終わったり、
といったケースも少なくないのではないでしょうか。

むしろ、あふれる情報に距離を置き、ときには批判的になりながら、
「世界遺産、それがどうした」くらいの姿勢で臨んだほうが、
楽しく有意義な旅ができるのではないか――。
そんな筆者の思いもお察しいただければ幸いです。