■ 標準偏差の計算方法

● データ

以下のデータを例として、標準偏差の計算方法を解説する。

1,2,3,4,5,6


ステップ 1

データの平均を求める。

(1+2+3+4+5+6)/6=3.5

平均は3.5である。

 

ステップ 2

偏差(deviation)を求めて、二乗する。

偏差とは各観測値と平均との隔たりである。例えば、観測値3の偏差は、

3-3.5=-0.5

である。この偏差を二乗すると、0.25となる。

1から6までの観測値について、偏差を求めて二乗すると、以下のとおりである。

1

6.25

2

2.25

3

0.25

4

0.25

5

2.25

6

6.25

ステップ 3

偏差の二乗を合計し、データ数から1を引いた値(6-1=5)で割る。

(6.25+2.25+0.25+0.25+2.25+6.25)/5=3.5

このようにして計算された3.5を分散(variance)という。

 

ステップ 4

分散の平方根が標準偏差(standard deviation)である。

が標準偏差である。

 

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