米国産大豆オプション
(行使価格25000、ボラティリティー22%、短期金利0.04%)
残存日数のリスク
目で見るオプション取引
プレミアム(Premium)
- プレミアムは納会日までの残存日数が少なくなると、目減りする。
- 納会日間近になると、プレミアムは急激に目減りする。
- 納会日間近でオプションを買って転売することは危険。
デルタ(delta,Δ)
- コールのデルタは先物価格が上昇すると、大きくなり1に近づく。コールのデルタは0と1の間で推移する。
- プットのデルタでは、先物価格が上昇すると0に近づく。プットのデルタは-1と0の間で推移する。
- 一般に、デルタとはデルタヘッジを行うためのヘッジ比率のことである。また、デルタの絶対値はオプションが行使される確率、すなわちインザマネーになる確率とも解釈される。
- 「デルタ=オプションがインザマネーになる確率」と考えると、残存日数が多いほどコールのデルタが大きくなる理由が目で見れる。
ガンマ(gamma,Γ)
- ガンマはコールもプットも同じである。
- 先物価格が行使価格の25000近辺のとき、すなわちアットザマネーでガンマは最大となる。
- アットザマネーのガンマは残存日数が少なくなると、大きくなるので、デルタヘッジは危険。
弾力性・オメガ(omega,Ω)
- アウトオブザマネーのオプションほど、レバレッジ効果は高い。
- インザマネーになるほど、弾力性の絶対値は1に近づく。
デルタヘッジなどの意味については、村中健一郎 著「初めてのオプション理論・もうオプションなんかこわくない」を参照してください。
Copyright 1999 Ken
Muranaka