2005年10月16日
大野木一彦ブルースバンド
featuring
Henry McCullough
Live at 磔磔
共演実現までのいきさつその1
そもそも・・・
ブリティッシュロック界屈指のギタリストと、京都のローカルブルースバンドの共演。果たして、どうしてこんな、普通にはありえへんことが実現したのか。実は未だによう分らんのです。
池袋のレコード店「だるまや」の店主、萩原氏がHenryと旧知の仲であったこと、うちのバンマスの大野木が「だるまや」の上得意であったことから、萩原氏が結節点になったことは間違いなし。ただ、今回突然Henryが初来日することとなった経緯、うちのバンドのライブも観たこともない萩原氏とHenryとの間でどんなやりとりがあったんか、そのあたりはやっぱりよく分らない。
1943年、アイルランドの生まれ。
アイルランドのローカルバンドのギタリストとしてキャリアをスタート。60年代のブルースブームから、イギリスのショウビズの世界に巻き込まれることに。
日本で広く彼の名が知られる契機となったのは、Joe CockerのバックバンドGrease Bandへの参加。歴史的な名盤With A Little
Help From My Friend(ただしタイトル曲のスタジオテイクのギターはJimmy Page)や、ウッドストックフェスでもJoeのバックをつとめた。71年にはJoeの元を離れ、セッションワークの傍らGrease Band名義でのアルバムをリリース。これもブリティッシュスワンプの隠れた名盤である。
しかしその後何を思ってか、Paul McCartnyのバンドWingsのオーディションを受け加入。Grease Bandは活動停止となる。
Henry McCullough氏に関すること(おさらい)
WingsではアルバムRed Rose Speed Way、シングルではアルバムからカットのMy Loveの他、Hi-Hi-Hiに参加。彼の名演というと必ずMy
Loveのギターソロが引き合いに出されるが、なかなかどうして、Hi-Hi-HiのスライドのPlayも見事。しかしWingsのメンバーとしても結局長続きせず、Band
On The Runのレコーディング直前にPaulとは決別。その後、Frankie Miller、Roy Harper、Ronie Laneらとのセッションワークに精を出す一方、Grease Band再結成によるAmazing Grease、自己名義のソロMind
Your Own Businessをリリースするなど、70年代中後期のブリティッシュロック界文字通りの売れっ子ギタリストであった。
しかしその後、休暇中のアクシデントが元で手を大怪我。しばらくギターが弾けなくなってしまう。その事件を機に、活動の拠点を北アイルランドに移す。
現在もライブ活動、2〜3年のペースでアルバムのリリース、ポーランドのミュージシャンとのコラボレーションなど、積極的な活動を展開中。
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無論、萩原氏とHenryに聞けば分ったことなんやろけど、なぜか他の話題ではせんどしゃべったのに、この一件に関しては聞きそびれてしまった。しかもバンドメンバーみんな(笑)。
まあ、もうライブも楽しく終わったので、ええか、ということで、何があったかはメンバーそれぞれが勝手に想像を膨らませることとして、事実関係の背景は謎のまま放置しとくことにしました(笑)。