#10 | シャトー・ラトゥール 1959 ラトゥールの垂直をやった時にトリをとったワインです、もっと堂々たるラトゥールが出てくるのかと思っていましたが以外と、華奢で可憐なワインでした、しかし見事なまでに研ぎ澄まされた緊張感のあるワインでエレガントな印象を持ちました。 |
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# 9 | シャトー・パルメ 1966 シャトーパルメの英国詰めボトルです。 有名なベリーブラザース社の名前を冠したラベル、同ヴィンテージのシャトー元詰め物よりもリーズナブル価格で手に入れる事が出来るのも魅力の一つ、味わいはもちろん優しく果実的で官能的な香りを放ち妖艶そのもの。 |
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# 8 | シャトー・マルゴー 1952 これは私の誕生年のマルゴーですが 何時飲んでも、優しくチャーミングでした 今のマルゴーのスタイルとは少し 違いますが、優美な飲み心地と 鼻腔をくすぐる芳香には夢見心地です 熟成と言う魔法は飲み手を桃源郷に 誘います。 |
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# 7 | シャトー・ラトゥール・ア・ポムロール 1982 '82年のボルドーは大変な当たり年の 一つですが、私がこのボトルを飲んだ時点でのこのワインは、この産地の旗頭ペトリウスよりもバランスに優れ、素晴らしい仕上がりでした、果実の凝縮とそれを支える酸やミネラルのハーモニーは甘露 そのものでした。 |
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# 6 | シャトー・ラトゥール 1982 '82年産のボルドーは、やはり強く 印象に残っていますが、メドックの トップはこのワインではないかと思います この次の年から少しスランプに陥った 様な気がしますが、'90年代に入り またイメージ通りのフルボディで 迫ってきます、'82年は厚いボディの 中に果実の甘さをたたえた優美な ワインに仕上がっていました。 |
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# 5 | シャトー・ムートンロートシルト 1959 セクシーなブーケを振りまき、甘い果実の固まりの様な味わいで感動させてくれました、まさに媚薬の様な妖しさを漂わせ40年以上経っているのに全く衰えた所がありません、このワインはこれからも長い時間このままの状態で水平飛行することで しょう、まさにグランヴァンの真骨頂を見せてくれました。 |
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# 4 | シャトー・パルメ 1959 このワインはMoutonの’59と共に飲みました、圧倒的な存在感、果樹味、厚みどれを取ってもMoutonの方が上ですが、このワインのしなやかさ、優しさバランスの完璧さがMoutonを野暮ったいワインにしてしまいました、柔よく剛を制すと言ったところでしょうか、スレンダーなパリジャンを連想させる小粋なワインでした。 |
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# 3 | シャトー・シュヴァルブラン 1982 ’82ビンテージは沢山のワインに出逢いましたが抜きん出て印象が強いのがこのワイン、我々はこのワインを称して「シビレブラン」と呼んでおります、早い段階から柔らかく、たっぷりの果樹味と優れたバランスとむせ返るような芳香を振りまきながら、妖艶に迫ってきました熟成を重ねるに連れますます磨きが掛かり繊細で緻密なワインへと変貌してきています。 |
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# 2 | シャトー・ムートンロートシルト 1945 M.ブロードベント曰く「This is not Claret. This is Mouton.」の言葉通り今まで経験したボルドーワインの熟成香の範疇に入らない複雑かつ妖艶な香りに圧倒され、しばし呆然、ここまで来ると合わせる食べ物等必要無いと、思ってしまうほど完成されたワイン、この様なワインに出会うと熟成の頂点とはいったいどの様な物なのか自分自身の中のイメージが揺らいでしまいます、ラベル上の輝かしいR.C.マークが印象的なボトルでした。。 |
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# 1 | シャトー・ペトリウス 1964 このワインは友人がドイツで購入した物ですがこのボトルが飛び抜けて素晴らしかったのでしょうか、同じビンテージを飲んでもこのボトルを飲んだ時ほど感動がありません、このワインを表現する最も相応しい言葉は「ベルベットの球」でありましょう、のどを通っていく感触があるのにその柔らかさ故、何の抵抗も無い、この世の物とは思えない代物でした、ただこのワインもソムリエ氏の提案でソースのかかっていない、仔牛、山羊、仔羊の肉の素焼きと共に供され、どの肉に合うかと質問されましたがもやは食べ物は必要ありませんでした。 |