私が選んだブルゴーニュ赤ワインベスト20
10位〜1位
#10 ドメーヌ・ドラ・ロマネコンティ
 ラ・ターシュ 1978

1978年は大変良い収穫年でしたが
DRCの造るワインは特に出来が良かったと思いますラ・ターシュはやはり
肉体派の代表でしょう、圧倒的な
厚みでこれでもかと迫ってきましたが
あまりにも強すぎるイメージがあります。
# 9    ヴォルネイ・レ・カイユレ 1985
  クロ・デ・ソワサンウーブレー

プースドールのヴォルネイ・カイユレですが60ウーヴレイのクロからの物です、ニュイのワインには無い透明感と優しい果実の凝縮はとても可憐で愛くるしい物です。
# 8 ボーヌ・クロ・デ・ズルシュール
   1985 ドメーヌ・ルイ・ジャドー

コート・ド・ボーヌに本拠地を置く
ネゴシアン・エレブール、L.ジャドー
のご自慢の畑の産です、特に'85年
は酸、甘みのバランスが高い所で
とれた、素晴らしい仕上がりです
流石に、この畑は同じボーヌ村産の
モノより頭一つ抜きん出ています。
# 7 ミュジニー 1969
ドメーヌ・コント・ド・ヴォギュエ

ミュジニー村で最も有名なドメーヌの手になるワイン30年以上の時間を経過しているのに、この若々しさは何処から来るのでしょうか、この村のイメージ通りの清楚で清らかな果実味をたたえた
ワインです。
# 6 ヴォーヌ・ロマネ・ラ・グランリュー
      1962
ドメーヌ・アンリ・ラマルシュ

このワインは最近特級に昇格しました、この年のこのワインは色合いまさに、ロゼの様に薄くて、淡くて今にも消え入りそうな儚さをもった美少女のようなワインでした、ブルゴーニュの赤ワインの原点、芯にある酸の素晴らしさを再認識させてくれた一本です。
# 5 リシュブール 1983
   ドメーヌ・アンリ・ジャイエ

幻とも言える造り手のワインですが
この果実味の凝縮は尋常なモノでは
ありません、しかし、しつこさを感じ
させない仕上がりは本当に脱帽する
しかありません。
# 4 シャンボール・ミュジニー 1934
アンリ・ド・ビラモン 
      ドクターバロレコレクション

知る人ぞ知る、彼の有名な個人コレクターの選んだワイン、同じ年のCharmesと共に飲みましたが、濃厚さは無い物の、どちらも生き生きとして果実の香りを漂わせ十二分に楽しませてくれました。
# 3 クロ・デ・ランブレ 1953

1950年代のワインを飲んで何時も感じることは、その若さが何処から来るのであろうかと言うことです、このワインも40年以上経過したとはとても思えません熟成した香りはたっぷりと在るのですが味わいはまだまだ果実の凝縮を感じ、その美味しさは天にも昇る様でした。
# 2 ミュジニー 1983
           ジョルジュ・ルーミエ

1983年にG.ルーミエはとてつもないワインを造りましたボンヌマールもクロヴージョも赤黒い果実の固まりで素晴らしかったのですが、香り、味わい、余韻、どれを取っても止めを指すのはこのワインでしょう。
# 1 リシュブール 1978
   ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネコンティ

D.R.Cの兄弟たちの中で最も力強いのはこのワインかラ・ターシュですがこのビンテージはこのワイン独壇場です、「北海道産の窒息鴨」の血のソースと言うマニアックな料理と共に供されましたが、見事なマッチングで至上の喜びを与えてくれ、幸福な満足感で包み込んでくれました。