私が選んだブルゴーニュ赤ワインベスト20
20位〜11位
#20 シャルム・シャンベルタン 1978
      ピエール・ブレ

この造り手のワインはこの村のイメージ通りの骨太でがっしりしたタイプです
当たり年のこのワインはまだまだ堅さ
も残しながら、角が取れだして
バランスが取れだしてきました
質実剛健を瓶詰めした様な、印象的
なワインでした。
#19 マジー・シャンベルタン 1966
         ルモワスネ

ルモワスネは古いヴィンテージの
ワインを供給してくれる珍しい造り手
ですがこのワインも、この蔵独特の
やや薄い色調ですが、果実味が
たっぷりと有り、まだまだ寿命を延ば
して行くことでしょう楽しみです。
#18 クロ・デ・ランブレ 1989
         ジャン・トラペ

このワインは非常に珍しい物です
私はこのワインはモノポールだと思っ
ていたのですが、ほんの少しの面積を
ジャン・トラペが持っているようで
まるで家庭菜園の様な感じで
葡萄造りが行われているようです
ワイン自体はまずまずの出来映え
ですが、とりあえずレア物です。
#17 ボンヌ・マール 1990
     ジョルジュ・ルーミエ

このドメーヌの造るワインも素晴らしい
果実の凝縮が特徴ですが、より軽や
かでしなやかな印象があります
息子の代に変わって名声を維持して
いくのは、大変でしょうが大きな
期待をしているドメーヌです。
#16 エシェゾー 1990
      エマニュエル・ルジェ

アンリ・ジャイエの後継者とされる
造り手のワインです、期待通りの
出来映えで素晴らしいの一言です
この一族の造るワインに共通して
いるのは圧倒的な果実味の凝縮
にあるのでは無いでしょうか
若いブルゴーニュワインの一つの
方向性を示しているように
思います。
#15 ボーヌ・ロマネ・クロ・パラントー
        1987 アンリ・ジャイエ

一般的に1987年は大きな年では
ありませんがチャーミングで楽しめる
ワインが沢山ありました、このワイン
もその一つで色調は薄い物の
クラクラする様な芳香を放ちしっかりと
した酸を中心に果実味が見え隠れ
する素晴らしい物でした。
#14 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
 1990 アルマン・ルソー

コートドニュイの中でのシャンベルタンのイメージは男性的で骨太なワイン
と言う印象がありますが、この
ドメーヌのワインは、しなやかで
優しく繊細なタイプに仕上がることが
多く、この年のワインにも同じ事が
言えます。
#13 リシュブール 1985
 グロ・フレール・エ・スール

若さを保ちながら熟成の入り口に
差し掛かった時に出会うことが出来
ました、絶妙のバランスで素晴らしい
将来を予感させつつ、今飲んでも
罪悪感の湧かない美味しいワイン
でした。
#12 クロ・ヴージョ 1990
            A..F.グロ

90年代前半に現れたモダンな
スタイルのブルゴーニュワインの
サンプルの様なワインでした、
色調は非常に深くコンセントレート
した果実の香りは圧倒的でした
これからはこういうスタイルのブルゴーニュワインも増えていくのかなと
思わせたワインでした。
#11 ロマネ・サンヴィバン1985
 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ


1985年は良い収穫年でしたが
このボトルは1990年位に飲みました
まだ堅さはありましたが、この蔵元の
上位のワインに比べて柔らかさが
あり、とてもチャーミングでバランスの
とれたスタイルでした。