私が選んだモーゼルワインベスト20
20位〜11位
#20 ピースポーター・ドムヘル
  イン・ゴールドトロップヒェン
    1971 T.B.A.
   ケッセルシュタット

モーゼルワインの中でも最も有名な
ピースポート村のワインですがこのワインは隣同士の畑の産物を混ぜたのでしょうか?この様な長い名前になっていますが、味筋は素直そのもので
ややもすると特徴の無いモノになって
しまいますが、このワインは非常に
まとまって、華奢な女の子の様な
ワインでした。
# 19    シャルホフベルガー
   1971 シュペートレーゼ
     エゴン・ミュラー

シュペートレーゼと言えどもこの造り手
に掛かれば珠玉のワインとなります
煌めくような酸と上品な甘さのハーモニーは熟成と言う魔法の中で渾然一体と
なり、それはそれは素晴らしいモノと
なりました。
# 18 ベルンカステラー・ドクトール
 1983 アウスレーゼ
    Dr.タニッシュ

ドクトール畑の所有者の中でも最も
有名な造り手のワインです、少し名前が先行した感がありますが、このワインは酸の突出と言うよりも、おとなしく
優しい酸と甘さのバランスが良く、非常に快適なワインでした。
畑名の由来通り癒し系のワインです。
# 17 エルデナー・プレラート
1990 アウスレーゼ
  クリストフェルベレス

ワイングラスを掲げたお坊さんの図柄
で有名な畑ですがこの畑は斜面造り
で有名なモーゼルの中でも大変な急傾斜です、その分太陽の恵みをたっぷりと受けて甘酸のバランスが素晴らしい
モノとなります、広いモーゼル河流域でも、このあたりが最もバランスの優れた
ワインが出来るのでは無いでしょうか。
# 16 ザールブルガー・ラウシュ
1993 アウスレーゼ
     Dr.ワグナー

モーゼル河の上流域の産地で
造られたワインですが、非常に酸が
高く、ややボディの厚みに欠ける
イメージが在りましたが、この造り手の
ワインは堂々たるボディを持ち酸を
支える甘みも十分で非常に驚かされました。
# 15 マキシミン・グリュンホイザー
ヘレンベルク1983
アウスレーゼ マグナムボトル
  フォン・シューベルト

このワインは日本では珍しい
マグナムボトルでしたが、その
体裁はまるで一升瓶の様で
迫力満点でした、中身もチャーミングで流石はマグナムの威力
大変若々しいワインでした、
この造り手のワインも重厚な酸
が特徴ですが、期待通りの
ワインでした。
# 14 ゼーリガー・シュロスザールフェルザー
    シュロスベルク
1989 アイスヴァイン
  トリアー慈善施療院醸造所

若々しいリースリングの香り
青々と清々しくとてもスマートな
香りです、若いアイスヴァインは
何と言ってもその伸びやかな酸
の引き締まった味わいが魅力です、熟成させるも良し、若くして
飲んでもすこぶる美味しい。
# 13 ブラウネベルガー・ユッファー
  ゾンネンウーア 1988 
   アウスレーゼ
     フリッツ・ハーク

日時計のある有名な斜面ですが
その中にあるユッファー・ゾンネンウーアは、もともと全てハーク家の持ち物
だったようです、トロピカルな果実の
凝縮と見事な酸の調和は良い畑から
由来するモノでしょうか。
# 12 ベーレナー・ゾンネンウーア
1959 アウスレーゼ
   ゴールドカプセル
      J.J.プリュム

下のワインと同じ造り手の
非常に熟成したものです
少し枯味が出てきましたが
それはそれで又魅力の一つ
だと思います。
リースリングの熟成香は独特の
モノがありますが、このワイン
の香りは非常に香ばしく少し
生の杉の木を連想させるモノが
ありました。
# 11 ベーレナー・ゾンネンウーア
1976 アウスレーゼ
   ロングゴールドカプセル
      J.J.プリュム

このヴァイングートはワインの
ランクを細かく分けています
この長い金キャップのアウスレーゼはB.A.の少し下に位置します
もう一つしたがゴールドカプセル
のアウスレーゼその下が白キャップのアウスレーゼとなります。
このワインはとても凝縮しては
いるのですが、B.A.程構えた
所が無く、非常にサラリとした
気品のある味わいでした。