私が選んだラインガウワインベスト20
10位〜1位
#10 州立醸造所
シュタインベルガー'95
   カビネット・ゴールドカプセル

これこそ、ラインガウの魂シュタインベルガーの完全復活です、
新しいボトルデザインは賛否両論ですが中身は文句無く超一級品です、ゴールドカプセルは総てオークションを通じて世に出てきますがあまりお目にかかれない物です金色のキャップが被ったこの醸造所のワインを見つけたら即ゲットしましょう。
# 9     
ホッホハイマー
  ドムデヒャナイ
       1979T.B.A.
州立醸造所

このワインを最初に飲んだ時の印象はとても堅く閉じていて、大変
勿体ないことをしました、もう一度飲む機会に恵まれ、どの様に変身しているか楽しみでしたが、イメージを遥かに越える酸で又ビックリしました、このワインは、とてつもない寿命を持っているはずです。
# 8 ジンメルン男爵家
マルコブルンナー1967 T.B.A.

このワインは優しく老熟の域に入った上品なワインでした、少し枯れたトーンが漂いとても気品の高い貴族的なワインでした、流石、男爵家の神髄を見る思いでした。
# 7 ジンメルン男爵家
ハッテンハイマー
マンベルク 1971 T.B.A.

独特のデザインのラベルが
印象的、ここのワインは質実剛健、ラインガウの中でも男酒と言えるでしょう、このワインも苦み走った分厚い酸味と糖の凝縮で黄金色が強く迫力十分に迫ってきました。
# 6 ラインハルツハウゼン城
ハッテンハイマー
ヴィッセルブルンネン1971 T.B.A.

このワインは究極の甘酸のバランスと言う1971年の特徴を余すところ無く出したワインです
1976年程の糖の凝縮はありませんが素晴らしいバランスでとてもチャーミング、完成されたワインでした。
# 5 キードリヒッヤー
      グレーフェンベルク
トロッケンベーレンアウスレーゼ
   1990
ロバート・ヴァイル醸造所

この世のモノとは思えない感激
を味あわせてくれました、当然
まだまだ飲むには早いでしょう
が今飲んでもこのワインのすば
らしさが損なわれる事はありま
せん、良く出来た貴腐ワインは
黄金色に例えられますが
このワインはそれを遙かに越え
たオレンジがかった黄金色を呈
し途轍もない凝縮です
しかし直接口中に感じませんが
巨大な酸が甘みとバランスして
途方もない構成となっています
やはり現在のドイツワインの
最高峰はこのワインかも知れません。
# 4 エルバッヒャー・マルコブルン
1976 T.B.A.
  シュロスラインハルツハウゼン

ラインガウ名醸ワイン蔵の一つラインハルツハウゼン城の旗艦とも言うべきマルコブルン畑ですが由緒ある蔵らしく荘厳かつ
華麗な造りで唸らせます、見事なまでの
バランス感覚と甘露な味わいは見事と
言うほかありません。
# 3 ヨハニスベルク城
シュロスヨハニスベルガー'76T.B.A.

ラインガウの山の手のワインの代表格のワイン、この醸造所は現在少し輝きを失っている様な気もしますが、このワインは酸度が高く、高貴で誇り高いドイツ貴族の真骨頂の様なワインです、まだまだしっかりとした芯のある構成で生命の永いワインです。
# 2 フォルラーツ城
シュロスフォルラーツ
'76T.B.A.

この様なワインが口に出来るとは思いも寄りませんでした、純粋なフォルラーツファンにはやけに大人しいワインとの印象を与えそうですが、これ程完璧なバランスを持ったワインは経験が無いくらいです、同い年のB.A.と共に飲みましたがイメージ通りの圧倒的なパワーのB.A.が野暮ったく、このワインの素晴らしさを余計に演出するだけのピエロになってしまいました。
# 1 ヨハニスベルク城
シュロスヨハニスベルガー'71T.B.A

このワインは’71年のワインのイメージをガラリと変えました、’76のTBAに比べて、一回り大きく、総ての点で上回った圧倒的スケールのワインでした
一期一会とはこのワインの為にあるような気がします、長く記憶に残る大ワインです。