私が選んだラインガウワインベスト20
20位〜11位
#20 州立醸造所
シュタインベルガー'70
       キャビネット

このワインは特に思いで深いワインです、今を去ること20数年前生まれて初めて口にしたワインで世の中にこの様な素晴らしい味わいの液体があったのかと感動しました、今となっては懐かしいCから始まるカビネットです。
# 19 ホッホハイマー・キルヒェンシュトゥック
  1996 シュペートレーゼ
     キュンストラー
現代のラインガウワインの醸造者を
代表する造り手の一人、キュンストラー
の作です、圧倒的な酸味の凝縮
エクストラクトの固まり、驚愕に値する
ワインです。
# 18 エルバッヒャー・ジーゲルスベルク
 1953 エーデル
      ベーレンアウスレーゼ
   シュロス・ラインハルツハウゼン

旧ワイン法で造られたワインです
この当時は各クラスの中でも細かく
ランク分けがされていますが醸造所
ごとの自己基準であることが多く
あまり意味の無い表示もありますが
このワインは若さを保ちとても素晴らしい状態でした。
# 17 エルトヴィラー・ランゲンシュトゥック
    リースリング
 ベーレンアウスレーゼ
      1971
   シュロス・エルツ

エルツ伯爵は1971年にも素晴らしい
ワインを造っています、分厚い酸味を
ベースにたっぷりの要素が複雑に
絡み合い軽やかな甘みとバランス
しています華麗そのもののワインです。
# 16 ラウエンターラー・バイケン
    リースリング
ベーレンアウスレーゼ1976 
       州立醸造所

州立醸造所の自慢畑の一つ
ラウエンタール村のバイケン畑は
重厚そのものでぼくとつとも言える
ワインです、垢抜けた所はありませんが、要素が豊富で厚みのあるワインです
# 15 キードリッヒャー
 グレーフェンベルク
  1997アウスレーゼ
     ロバート・ヴァイル家
今やラインガウのみならず全ドイツを代表する造り手の傑作
このワインのエクスレ度は途方もない数字に違いない、弟分のシュペートレーゼでさえ、とてつもない糖の凝縮を感じ取ることが出来る、このアウスレーゼは他の醸造所では間違いなくB.A.にされる物だと思います、と言うことはここの醸造所のB.A.はどの様な物なのでしょうか、想像を遥かに越えた物に違いありますまい。
# 14 シュロスヨハニスベルガー
リースリング シュペートレーゼ
    1969

このラベルは大変珍しいモノ
です普通ローザラックは
アウスレーゼを指す物ですが
これは、れっきとしたシュペートレーゼです、しかも二人のケラーマイスターのサインがあります、ちょうど交代の時期だったのでしょうか、30年近く経過
してから飲みましたが、凝縮感
は無いモノの、十分楽しませて
くれました。
# 13 シュロスヨハニスベルガー
リースリング キャビネット
      1958

40年以上経過したワイン
しかもカビネットクラス!
リスクを覚悟しましたが
十分に生きておりました
最高のラインガウワインは
これ程長寿なのかと
思い知らされました
サインは当代きっての名手と
讃えられた、ラボンテさんの
モノです。
# 12 エルトヴィラー・ゾンネンベルク
    リースリング
 ベーレンアウスレーゼ
      1976
   シュロス・エルツ

引退された、エルツ伯爵の
置きみやげの様なBAです
派手さは無いモノの実直な
造りはシュロス・エルツの
真骨頂です、このヴィンテージのイメージ通りの糖度の凝縮
された素晴らしい出来映えでした。
# 11 ハッテンハイマー
   エンゲルマンスベルク
リースリング アウスレーゼ
      1971
    州立醸造所

ラインガウの心臓部に位置する
この畑はあまり知られていませんが、「天使の山」と銘々された畑です’71年のアウスレーゼは
どれも皆素晴らしいバランスで
甘露そのものです、熟成した
リースリングの香りは
何とも言えない妖艶なモノで
鼻腔をくすぐります。