アジア最大のカブトムシ
★ コーカサスオオカブト ★
の飼育日記。
コーカサスオオカブトは、6月20日に我が家へ、やってきました。予算の都合もありほぼ、始末品でした。しかし、ほんの10日ほどの生息中に、幸いにも約20頭の幼虫を取る事ができました。親は,そのまま標本になりました。【足のフセツがほとんどないです。】そしていよいよコーカサスオオカブトの幼虫飼育実験の始まりです。
1999/06/20 |
1999/06/20 |
1999/07/21 |
|
|
|
コーカサスオオカブトの |
コーカサスオオカブトの |
コーカサスオオカブトの |
1。 マット別飼育実験
a.
某社製ジャンボマット【国内産カブトムシなら十分に大きくなる。】
b.
某社製オオクワマット【新製品です。オオクワガタには、そこそこです。】
c.
特製カブカブマット【他のクワガタムシが食べたかすを発酵させたもの】
a.b.c.のマットで7月21日より8月20日まで実験です。
1999/08/20 |
1999/08/20 |
1999/08/20 |
|
|
|
a.
で飼育したもの 約2グラム です。 |
b.
で飼育したもの 約2.5グラム です。 |
c.
で飼育したもの 約10グラム です。 |
結果は、以上のようにはっきりとでました。【某社製マットは、ジャンボ・オオクワともに、現在当方において、クワガタ飼育のメイン飼育用品です。クワガタ飼育において信用ある商品ですので今回コーカサスオオカブトの実験に使用させていただきました。国産カブトムシでは、そこそこの大きさに育つのですがコーカサスオオカブトでは、当方の実験ステージにおいてあまりあわなかったようです。カブトムシには、新鮮なマットは、あわないようです。】
次に、c. 特製カブカブマットにa.b.も移してもう一度飼育実験をはじめます。
2. 第2回コーカサスオオカブト飼育実験
1999/08/20 |
1999/09/20 |
1999/09/20 |
|
|
|
c.
で飼育した♂ 約9グラム です。 |
c.
で飼育した♂ 約25グラム です。 |
c.
で飼育した♀ 約15グラム です。 |
オオクワガタで使ったマットをもう一度発酵させたらカブトムシにあったマットになりました。捨てないで大切に利用してください。
1999/09/20 |
1999/09/20 |
1999/09/20 |
|
|
|
a〜c.
で飼育したもの 約5グラム です。 |
c.
で飼育した♀ 約21グラム です。 |
c.
で飼育した♂ 約35グラム です。 |
初めの一月の遅れは、もう取り戻せないようです。ただ7/21の孵化から2ヶ月で約35グラムになったオスの幼虫の成長には、驚きました。そして、写真には出ませんが、幼虫の性格に驚きました。まるでコーカサスオオカブトの成虫のような、攻撃的な感じで噛まれそうでした。
☆☆ コーカサスオオカブトの飼育温度 ☆☆
コーカサスオオカブトの飼育温度はいろいろと実験して、多数の犠牲者をだし、多方面の方々のアドバイスによってほぼ特定しました。皆さんの飼育ステージにあてはめてご利用下さい。
コーカサスオオカブトが一番大きくなると言う飼育温度は、22度くらいです。ただし、早く成虫にすると言うてんでは、積算温度の関係で25度前後がいいのではないでしょうか・・・。飼育の適温としては、20度〜28度くらいです。
それぞれの方の飼育ステージにあわせて参考にしてください。あくまでひとつの方法でしかありません。各ステージにおいてのトラブルに関して当方は、いっさいの責任を負うものではありません。みなさん、コーカサスオオカブトを大きく育てましょう・・・・。
昨年はいろいろと実験のやり過ぎで15頭ほど★にしてしまいました。残った幼虫をできるだけダメージを与えないで育てようと考えて2000年を迎えました。2000年の初めての確認とエサの交換をしましたので報告します。
2000/2/6 |
2000/2/6 |
2000/2/6 |
|
|
|
約 52グラム です。 | 約 37グラム です。 | 約 42グラム です。 |
Aの幼虫は、少し黄色くなっていました。そして、動きも落ち着いていて、毛深い幼虫です。BとCは、活発で過激で噛まれそうになりましたがセーフでした。色も白っぽくてAに比べると毛深くない感じです。どうもエサが足りないようでもう少し早くエサを追加すればよかったと思いました。
解らない雌雄判別法
お尻の部分とお腹の部分をチェックしましたがよく解りません。国産カブトムシのようには、判別できないように思います。肉質も白くにごった感じで、しかも大変過激なので確認できそうにありません。みなさん、何かいい方法があれば、教えてください。
2000/2/6 |
2000/2/6 |
|
|
約 42グラム です。 | 約 42グラム です。 |
コーカサスオオカブトムシやアトラスオオカブトムシなどは、カブトムシだから幼虫の共食いは起きないと言われていますが、実際に共食いが確認できましたので報告します。
マレーコーカサスオオカブト | 共食いにあった幼虫 | 共食いにあった幼虫 |
幼虫は、初令だったので中ケースに5匹入っていました。3週間ぐらいで、一匹がカラカラになって皮だけになっていました。そして、もう一匹がこの幼虫です。頭が割られていて、顎も割れています。しかし、残りの幼虫が大きく育っていました。共食いをするようですね・・・。「カブトムシは、共食いしないから管理が簡単です。」なんて言っている人がいましたが、少数ならばいいのでしょうが、事実5匹で共食いが起こったことを報告しておきます。
☆ また報告します。 ☆
著作権情報
: by Shigeaki Ogawa
最終更新日 : 2000/08/11.