クルビデンスオオクワガタ
Dorcus curvidens
☆☆ クルビデンス・オオクワガタの主な産地 ☆☆
クルビデンス・オオクワガタの主な産地は、古代スンダ大陸を中心にして東南アジア諸国からインド・ネパール・中国にかけて分布しています。一部産地のクルビデンス・オオクワガタが、異常なような値段で取引されているようですが、その個体は、学術的にはいろいろと値打ちがあるかもしれませんが、「○○産地のクルビデンス・オオクワガタが○○産地のクルビデンス・オオクワガタよりすばらしい。」なんていうことは、ありません。すべてのクルビデンス・オオクワガタは、大きい・小さいなど個体差があってその個体差は、地域差を上回るものです。安く扱われている地域のクルビデンス・オオクワガタも、すごくかっこいい個体があります。マレーシアのキャメロンハイランド・ラオスのシェンクアン・タイのウィアンパパウやドイサケット・インド・ネパール・中国などが産地です。
☆☆ クルビデンス・オオクワガタの個体の大きさと形 ☆☆
成虫の大きさは、日本のオオクワガタと同じくらいです。♂で65mmくらいで♀で40mmくらいが大きい固体です。なかには、オスで75mmを越えるものもいます。ただ幼虫の重さが日本のオオクワガタとは、だいぶ違います。25gを越えても70mmくらいの成虫にしかなりません。大あごが先で内側に曲がり、中央より先に内側上方を向いて突き出す内歯がある。この内歯は、日本のオオクワガタと同じように大歯・中歯・小歯と変化します。たいへん、日本のオオクワガタに大変近い種類です。オスの小型やメスの特徴はそっくりである。ただ日本のオ オクワガタと違うのは幼虫の食性でクルビデンスは、現地では、根食いのようです。
☆☆ クルビデンス・オオクワガタの飼育 ☆☆
成虫飼育
飼育は、日本のオオクワガタと同じです。気温25度くらいで高温は、嫌います。湿度には強く現地では、高地性があるようです。マレーシアでは、キャメロンハイランドやフレーザーズヒルなどの中部高原地域で多く見られます。標高は、1000メートル以上で気温は昼間で30度以下で夜間には20度を割る事もあるそうです。そして、クルビデンス・オオクワガタは年中見られますが、特に10月〜12月に大型個体が羽化して活動するようです。また、交尾・産卵もこの時期が活発で飼育ケースでも、この時期の産卵が多いようです。
☆ 工事中です。 また報告します。 ☆
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: by Shigeaki Ogawa
最終更新日 : 2000/04/27.