銀河伝承
イマジニア 発売日1986年11月6日 プレイ機種 ファミコンディスク
一度見ると結構印象が残る、大きな黄色い箱。それがこのイマジニアのディスクのゲームのシリーズで、この銀河伝承はその中で最初に出されたやつだと思う。大きな黄色い箱の中にはディスクカード以外に大きなマニュアル(小説付き)とカセットテープがセットだった。
はじめは買うつもりなんかなかった。なんかそんなに雑誌とかでの紹介を読んだこともなかったし、大きな箱が怪しく感じられたし・・・(笑)。でもまあ、タイタニックミステリーのためにディスクシステムを買ったところだったし、この銀河伝承が近所のロジャース古賀店で¥980で売ってたので、まあ書き換えようとして買ってもいいかなと思ったので買った。87年の秋じゃなかったかな?
もうソフトが手元にないんで、詳細なことまでは覚えてないんですけど、確か皮膚が角質化する奇病から故郷を救うために、宇宙へ旅立つ少年たちの物語だったと思う。主人公にはもちろんガールフレンドの女の子(その病気にかかっている)と、親友がいるっていうお決まりおパターンだったと思う。で、このへんのストーリーが小説とカセットテープで盛り上げられていて、ほんとーにとっても面白そうなゲームに感じられたんだけどなぁ・・・。「すげー面白そうじゃないか!! こりゃあ、超お買い得だったなぁ。」って思った。・・・その時はね。
そういうわけで、壮大というか、とっても面白そうな背景のストーリーがあったんだけど、ゲームの内容はただのシューティングとアクション。・・・しかもとっても質の悪い。大技林には「シューティングにアクションも加わった一粒で2度おいしいシューテュング」とか「パワーアップがミソで、ゲームとしてもなかなか楽しい」とか書いてあるが、それはあまりのも好意的な見方だろう。さらに大技林はウル技として5つ紹介してるが・・・ほとんどバグ技じゃないか!!・・・そうなんです。このゲーム、デバッグやってないんじゃないの?って思うくらいバグが多くて・・・。
しかもだ、このゲーム、ディスクでマイナーだったせいか、攻略本がなかった。(シューティングだったけど先の面に進むためにはアイテムとかが必要だった)。もともと発売されてないのか、それともマイナーだから本屋さんに置いてなかったのかはわかんないが、攻略本がなかった。
苛つくバグと、詰まったら先に進まない状態・・・僕の心はとってもいやーな気持ちになっていった。もともとはね、書き換えようのつもりだったよ。そりゃ。でもね、ストーリーとかの出来がすごっくよくって、一度でものめり込んじゃったら、やっぱり終わらせたかった。なのに攻略本はおろか周りにこのソフトのことを知ってる友達もいなかった。
・・・そしてとうとうきれちゃいました。でかい黄色い箱をガスガスに踏み潰して、カセットテープはカセットから中のテープを引っ張りだし、小説の書いてあったマニュアルはビリビリに破いちゃいました。そして、ディスクシステムは「新鬼が島 前編」に書き換えてしまいました。はじめからこんなゲーム存在しなかったんだと思い込みながら(笑)。
んー、今にしてみるとなんかもったいないことをしたかなぁ(苦笑)。
僕の心の偏差値 40(ストーリーの小説とカセットのみの点数で)
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