言いたい放題28


 最近読んだ文献に以下の様な記述がありました。

 昔のレンズは、現代のものに比べると、
 残存収差がケタ違いに大きかったので、
 性能は不満足であるが、一方で強い個性(味)があった。
 レンズの味と言うのは、「まろやかさ」とか「素直なボケ味」
 「豊かな質感」「心地よい感触」という様な言葉で語られる、
 解像度が高く、コントラストの良い、クリアーなレンズが
 味の良いレンズかと言うと、かならずしもそうではない。
 ただ、味の差はわかっても、味の良し悪しは決められない。
 レンズの味は物理特性や数値で評価できるものではないし、
 写す人の主観でどうにでもなる。
 今は、各社がコンピュータを駆使して
 クセ(収差)のない優秀なレンズが作り出され、個性えた。
 ならば、今後どの様なレンズを作ればよいのか?
 それはわからない、個性は意図して作れるものではないと…

 深いですねぇ、

 昔のレンズには、それぞれにファンが居て、
 テッサーなくしてレンズは語れないとか、
 ズミクロンの後にズミクロンなし、などと言う論議をしている様ですが、
 とても個性の強いレンズが色々あると言うことでしょうね。
 言いたい放題15の「クラシックレンズはちゃんと写らない」
 にも通じると思うのですが、どうでしょう?

      私も悪い病気に侵されてきた様です (^^;)
      Lマウントに手が出そう!


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