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VDSLでフレッツ光ネクスト 導入レポート
VDSL接続による光ファイバーサービスの、申込みから導入までの経過を書いておきますので、参考にして下さい。
VDSL
Very high bitrate Digital Subscriber Line
英語表記の通り、非常に高いビットレート(Very high bitrate)のデジタル回線(Digital Subscriber Line)という意味です。
ADSL(非対称デシダル回線)と同じ電話線を使いながら、数百メーターと言った短距離ではADSLよりも圧倒的な高速通信が可能な方式です。距離が1.5km以上ではADSLの方が速度が速くなる傾向にあります。
電話線を利用するので、電話が引かれている建物であれば、大きな配線工事無しで通信網を構築する事が可能です。
フレッツ光ネクスト
NTTが行っている光回線ネットワークサービスの一貫で、それまでのフレッツ光では各家庭まで光ファイバーを引いていましたが、
光ファイバーは柔軟性に欠ける為、配線の取り回しが大変で、集合住宅では配線の総延長も長くなる為、工事費用やそれに伴い導入費用も高く付くという問題が有りましたが、屋外までは光ファイバーで通信を行い、それ以降は上記のVDSLの様に既存の電話線やLANネットワークで行い、導入費用を安く抑える方式です。
屋外までは1G(1,000M)回線となっており、数十世帯の集合住宅でも、一斉に負荷の高いサービスを利用でもしない限りは、ADSLより快適にインターネットを楽しむ事が可能となっています。
2009年11月初旬
NTT西日本みやこの営業マンが自宅に来訪。
我が家は公営住宅で光回線の購入が絶望的だったものの、数ヶ月前に光回線の導入に賛成か、導入されれば利用するかのアンケートがあったのを思い出す。
営業マンの話では「少なくとも現在使っているADSLよりは早くなるのと、電話もひかり電話にすれば、費用的に安くなるので是非に」
との事で、多少高くなっても加入する積りだったので、断る理由も無いのでその場で申込みを行う。
今回受けるサービスはフレッツ光ネクストのVDSL方式、私が住んでいるのは16世帯が入居し出来る建物なのでマンションタイプの中で更に安いタイプ2になるとの事だった。
VDSLとは屋外の配電盤までは光ファイバーで、屋外の配電盤からはADSLと同じ様に電話線を使ってモデムまではで電気信号で通信する方式で、交換基地局よりもずっと近いので速度は速く、ADSLの様にアップロードとダウンロードでの速度の差は無いらしい。
マンションタイプなので、配電盤から各家庭へ帯域を分配させるが、配電盤までは1G(1000M)と各家庭へ分配される理論値の10倍の帯域があるので、仮に9世帯がが最大負荷をかけても、最高速度が出る計算で、利用者が少ない現状ではVDSLでの損失以外は気にしなくても良さそうだ。
後日計算してみた所、京都i-netの月額費用が1000円程度高くなるので合計では300円割高になってしまうが、営業マンは個々のプロバイダーの費用まで知った事ではないだろうし、速度面やレスポンス面では恩恵を期待して気にしないことにする。
ネット経由で申し込めば、直接申し込むのと同じ費用で万単位のキャッシュバックを受けたり
任天堂WiiやPS3、Xbox360、Dellのノートパソコン等が貰えるるのは少しもったいない事をしたなと思った。
11月中旬
建物の光の配線工事をしているのを目撃。
電話の配電盤を開けてみたら光ファイバーが配線されているのを確認する。
数日後
京都i-netにフレッツ光ネクストが開通する旨を電話で伝えた所、申込み用紙を送付するので、必要事項を記入の旨返送と伝えられる。
書類が到着後記入しようと思ったらフレッツ光ネクストへの記入欄が無かったので電話で問い合わせた所、フレッツ光ネクストは新しく始まったサービスの為、料金がまだ正式に決まっておらず、現在はBフレッツマンションタイプ2の料金で仮アカウントを発効するとの事なので、備考蘭にフレッツ光ネクストのマンションタイプ2と記入して返送。
12月初旬
京都i-netから仮アカウントの書類が送付される。
即利用可能となっているが、課金開始は1月1日となっていた。
12月中旬
当初の開通日になっても連絡が無いのでNTT西日本みやこに連絡をした所、来週から打ち合わせの連絡が他の部署からされるので待つ様に言われる。
数日後
数日後電話連絡の後にコンサルから電話連絡を受け来年4日と眠い事を言っているので、
「当初予定から2週間遅れだし、そちらが遅くとも年内に開通させると事でプロバイダーからアカウントを取得して、
1月1日から課金が開始されるので、年内開通でなければ困る」
と言ったら年内に開通する事になる。
更に数日後
工事日一週間前に様々な確認がされ、停電中に電話が使えないの他に、工事担当者が屋内に光ケーブルの最終端末を設置するとの事だったので、
「VDSL方式では屋内は電話配線を利用するので、ADSLからだとモデムの交換のみで済むのでは?」
と確認すると、それはその通りだが、モデムに相当する機材が相当大きくなるのと、ADSLで言うモデムに相当する機材の設置と開通確認を会社の規定で必ずかならず行わないとならないとの事だったので、モジュラーに仮付けして動作確認した後は、
自分で設置し直すのは自由との事なので、その様に了承する。
ADSLとは異なり、モデム相当の機材にスプリッター機能が含まれるので多少配線を変更する必要もあるそうだ。
モデム相当の機材のサイズは電話で聞いた所、40 X 30 X 20cmと非常に大きいので、何かの間違いであって欲しいと願う。
12月下旬
工事日当日
モデム相当の機材のサイズは今まで使っていたNECの無線LANルーターWB700Hよりも一回り大きい程度で、どうやら電話に出た担当者は厚みの40mmを40cmと勘違いしていたらしい。現物見た事ないのだろうか・・・
機種はRV-S340HIでメーカーはNTTとなっているが、取扱説明書がWB700Hとそっくりなので、多分NECからのOEM品だろう。
配線はスプリッターを取り外しモジュラージャックからの電話線を直接RV-S340HIに取り付け、更に電話器へ繋がってる電話線とパソコンに繋ぐLANケーブルを繋ぐだけで、ADSLやISDNからの変更であれば、モデムの置き換えだけで終ってしまう物だった。
屋外の配電盤かなにかに問題が有ったらしく、動作確認が取れるまでは、作業員が何度も家に出入りを繰り返し、完了までは1時間以上掛ってしまった。
動作確認の為のサーバー接続では上り下り共に93Mbpsとなっていた。
この速度を生かすには帯域の広いプロバイダーに加入する必要が有り、データを遣り取りするパソコンや相手のサーバーの能力にも依存するので実用域は数分の一になるのだろう。
ADSLと同じ様にメインで使っているパソコン、WB7000H(無線LANルーター)、RV-S340HI(VDSLモデム)の順でLAN接続して、ネット上のスピードテストを試した所、6Mbps以上で安定しているので、その日はそのままにしておいた。
翌日
VDSLモデムのRV-S3400HIにはルーター機能もあるので、有線LANで繋いでいるメインで使ってるデスクトップパソコンは直接繋ぎ、今まで使っていたWB700Hは無線LAN用のアクセスポイントしして運用する事にする。
RV-S340HIにはPCカードと思しきスロットが有り、取り扱い説明書によると対応の無線LANカードにより無線LANルーターにする事も可能で、フレッツ光ネクストには無線LANのオプション契約もあったので、スペース的に余裕が無い場合はそちらの方が良いだろう。
RV-3400HIに直付けしたデスクトップパソコンのMTUとRWINをツールで調整した結果、スピードテストで下りは20Mbpsを余裕で超える数値で安定して、最高速度は27Mbpsだった。
上りは15Mbpsと低迷(それでも十分過ぎる程早い)する事も有ったが、スピードテストによっては20Mbpsを超える値を出す場合もあったので、バソコンの性能や経由してるサーバーの問題かも知れない。
MTUとRWINの調整はWindows XPやVISTA、7では必要ないかもしれないが、必要な場合はリスクが伴い、それなりの知識が必要な作業なので、工事の時にはパソコン設定までしてもらう事を強くお奨めする。
パソコンがボトルネックになっている感じがするので、CPUがAthlon XP2500+と、今となっては古くなってしまったパソコンを新しい物にして、速度が速い事で定評の有るプロバイダー利用すれば更なる速度の向上が見込めるだろうが、今回はここで終了とする。

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