一年近く放置していましたが、その間に三体の原型を完成させ、イベントで販売しました。
先ずは1/6フェイト・テスタロッサ。 一番くじC賞のクッションイラストからの立体化です。 製作開始は2010年の秋からで当初は12月のトレジャーフェスタを目標にしていたのですが、 予定通りに事が運ばず、ワンダーフェスティバル2011{冬}の新作となってしまいました。 素材や製作方法はキャラホビ2010の新作として発表したラクス・クラインとほぼ同じで、 頭と手首、髪の毛、髪留はWAVEのエポキシパテグレードS、動体や手足はグレイスカルピーで造形して、 細かい凹凸の処理はWAVEのエポキシパテ軽量タイプで行いました。 手順としては手足や胴体の芯材をグレイスカルピー、頭や、ツインテールや手首の芯材をエポキシパテグレードSで用意して、 バランスを調整が出来てから、各部分を作り込む方法で進めました。 スケールの1/6は頭から割り出した物なので、結構小さめです。 次に魔法少女まどか☆マギカから暁美ほむら スカルピーが仕上げで手間取るものの、かと言ってエポキシパテに戻る気にもなれなかったので、 ニューファンドで作り始めました。 スカルピーは途中までは早く進むのですが、表面処理に時間も掛かり、細かい部分の製作に難があがあり、 かと言ってエポキシパテに戻る気にもなれなかったので、 今の機材でニューファンドを使ったらどうなのかと思い、やってみたら芯材の乾燥には時間が掛かるものの、 それ以外は比較的早く進みました。 自作パーツの矢を除き、芯材から、表面処理までニューファンドで製作しています。 以前使っていたニューファンドは延ばし難く、表面処理に使えた物ではなく、そのイメージがずっと付き纏っていたいたのですが、それは購入時点で多少乾燥していた、ハズレ商品を引き当てたが為の誤解だった様です。 サイズは黒鈴小径の巴マミに合わせたのと、原型の製作に時間が取れないと言う事情も有り、 1/10スケールで製作ししまたが、髪の毛や弓のおかけでそこそこ存在感のあるボリュームに仕上がりました。 モールディングに時間を掛けられず、シリコーン型の製作も適当になってしまい、WF販売時のキット状態は今一でしたが、再販の機会があれば、仕上げをもう少し良くした状態の物を販売したいと考えています。 もう一体はキャラホビ用に作った、劇場版のフェルト・グレイスです。 これは申請時の写真で、途中の部分はスカルピーで仮盛しています。 頭と胴体を別々に作っていて組み合わせたら頭が思いの外大きかったので、頭を小さく作り直しました。 ワンダーフェスティバル2010{夏}向けに「けいおん!」アニメ版の秋山澪と「咲-Saki-」の加治木ゆみをスーパースカルピーで作り始めた物です。 こちらは本申請での状態。 澪は先に作った原作版のパーツを流用してでっち上げました。 本申請やイベント開催がWFの一ヵ月後のキャラホビ2010向けに「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のラクス・クラインもスーパースカルピーで作り始めました。 スーパースカルピーは安くてハンドリングも良く造形し易いのですが、焼成後の切削性が悪いのと、 盛足した部分の効果の為に加熱していたら足や腕の様に長い部分が折れる事例がたはつしたので、 グレイスカルピーにスイッチしました。 グレイスカルピーはスーパースカルピーより1〜2割程度高いのですが、後発の製品だけあって焼成前のハンドリングは殆ど同じで 焼成後の切削性や強度は格段に良くなっています。 WFのサンプル提出用に撮影した完成写真。 グレイスカルピーは大雑把な造形にはとても適した素材である反面、細かい彫刻をすると彫り過ぎ易いのと、細かったり薄かったりすると折れてしまい、表面処理の段階では紙やすりで研くすぐに目詰まりしてして作業性が悪い物でした。 そんな訳で、仕上段階で思ったよりも手間取り、二体共に満足のいかない状態で時間切れとなりました。 オールスカルピーでの造形を試みたのですが、スカルピーで作った細かい部品が壊れまくり、加治木ゆみのネクタイはウェーブのエポキシパテ軽量タイブで作り直しましたが、澪のリボンタイとヘッドドレスは新規で作り直すのは時間的に無理だったので、先に作ったコミック版のキットのパーツを加工して、何とか形にしました。 WF向け二体の教訓を受け、キャラホビ向けのラクスは顔や髪の毛、スカート、手首をエポキシパテで作る事にしました。 エポキシパテはWAVE ミリプット エポキシパテ グレードSを使っています。 いきなりレジンパーツ化してますが、顔、前髪、後ろ髪、髪飾り、手首、スカート、帯はエポキシパテですが、 それ以外の素体やブーツ、ポニーテール、服の裾や袖口はグレイスカルピーで強引に仕上ました 表面処理にそれ程時間が取れませんでしたが、造形的には概ね満足行く仕上がりになりました。 塗装サンプルは不要だったのと、時間的な問題から、彩色はしませんでした。 |