第12回
 前回でも書きましたが、最近はトップベージの日記に写真を掲載しているのですが、検索エンジンからの直接のアクセスが多い様なので、日記で掲載した写真を掲載して行きたいと思います。



1/8 泉こなた 柊かがみ (水着セット)



1/8岩崎みなみ



1/7ハーディ・ニューランド

   上記三点はワンダーフェスティバル2008{冬}向けに製作した物で、現状では最新の作品です。

 原型製作の材料は、芯材から仕上げ直前までの造形は、WAVEのエポキシパテ軽量タイプで行いました。
 細かい凹みや傷はホルツの自動車用のプライマーサーフェイサーを噴き付けつつ、大きい凹みや傷はロックペイントのポリパテで、小さい凹みや傷はタミヤの白いラッカーパテで埋めて行きました。
 ラッカーパテで白を使うのは、盛り付けた後に研磨する際に、充填箇所以外を十分に削り落とせているかを確認し易いからです。

 造形に使った工具はオルファのアートナイフプロの曲線刃と直線刃を主に使い、補助的に各種彫刻刀を使用しています。前髪の裏を成形するのにはリューターを使いました。
 彫刻刀に関しては、色々な銘柄や形状を持ち合わせていますが、主に使うのは幅が1.5mmと3mmの平刀で、それ以外は殆ど使いませんでした。
 溝モールドはアートナイフプロでアタリ線を引いてから、ハセガワのエッチングソーで仕上げています。

 かがみとこなた、みなみの前髪の製作は、顔一面にまでパテを盛り付けて、そこから削り出していましたが、イメージする形にすべく盛り削りを行ったら時間がやたらに掛る上、最初に盛ったパテが殆ど無駄に終り、後半からは細く伸ばしたエポキシパテを少し時間を置いて硬化させてから瞬間接着剤で貼り付て髪の毛の房の芯を作る方法に変更しました。ハーディは最初から後者の方法で作ったので、他の三体と比べて、髪の毛の造形に関しては随分早く仕上がりました。

 らきすたアイテムは素立で、制服姿の柏葉巴やバゼットを作った際にも感じたのですが、両足を均等な長さに造形しないと不自然に傾いてしまうのですが、これが中々難しく、この調整に相当の時間を費やしました。
 芯材段階で両足の高さがきちんと揃っていても、分割して、分割箇所の成形を行った後では長さが微妙に異なり、その微調整の為には、足首全体を盛り削りして行かねばならず、何度も思考錯誤した結果、足首を一から作り直して、元の足首は切り捨て、新しく作った足首を真鍮線でつなぎ合わせて高さを調整して何とか仕上げました。
 らきすたアイテムに関してはペナルティー回避の為に完成させるのが最優先だった為、造形的には不満点が多く、夏のイベント向けに改修しようと考えていたのですが、本年度からイベント品の販売は一回だけしか出来なくなったのと、版権料の高さから見送りました。

 ハーディに関しては、別キャラでボーズも違い、ブーツのデザインも異なるのですが、既に一度作ったパイロットスーツだったので、特に悩む事無く進み、らきすたアイテムほど苦労した印象は有りませんでした。胸の周りが技量不足で布の様な感じが出せなかったのと、正面からみた際に口が小さ過ぎる感は否め無い所は残念でしたか、概ね気に入っています。







 こちらは夏のWF向けに製作しているアルクェイド・ブリュンスタッドです。
 一枚目は最初に日記に掲載した写真で、二枚目と三枚目はそれから一ヶ月程経過した本申請の後の段階です。本申請の写真では取り外している右腕を取り付け、髪の毛と水着をグレイスカルピーで造形していました。
 髪の毛をグレイスカルピーで盛り付けた際、頭が明らかに大き過ぎたので、現在首から上を作り直している所です。

 手首は、エポキシパテから削り出しているのですが、微調整が難しく、現状からだと指は0.6mmの糸ハンダにパテを巻きつける方法の方が早いかもしれないので、首同様、一から作り直すかもしれません。
 手首に関しては常に試行錯誤しているのですが、中々良い方法が見付かりません。何か良いアイデアがあったら教えて下さい。
 


 こちらはオリジナルの胸像。1/6スケールくらいを目安に作っているのですが、台座次第ではボトルキャップになりそうな感じです。
 前々から作りたいと考えていた、メイドさんのつもりで製作中です。
 当初は5月のホビーコンプレックス04大阪に向けて製作していたのですが、急な仕事が入ったのと、キャラホビ2008向けの製作が押し迫ってきたので中断しています。
 現状では顔の造形が一段落したので、首を分割して、髪毛を造形している所です。

 上記に二点の素材は何れも、友人に安く譲ってもらったセメダインのエポキシパテ 木部用で芯を作り、そこに切削性の良いWAVEのエポキシパテ軽量タイプを盛り付けて造形しています。

 頭を作る時は何時も丸い状態から肉付けして行き、最後に顔の細かい彫刻を行うのですが、今回はA@B@Cさん2005年3月4月の様な感じで平べったい状態から盛り付ける方法で作ってみました。
 そのまま方法を真似ても良かったのですが、そのままだと目をかなり深く彫り込む必要が有るので、顔の大まかな輪郭が出来たら、縦の中心線を引き、そこを頂点に上下から見て二等辺三角形になる様に盛り付けてから、目の掘り込みを行いました。
 何時もとは違う方法ですが、顔が先に仕上がるので、気分的には結構楽です。


 こちらはキャラホビ2008向けの新作。
 どちらも機動戦士ガンダムOOのキャラクターで、右は絹江・クロスロード、左がシーリン・パフティヤール。サイズは何れも1/7です。
 広角で俯瞰気味に撮影しているので、頭が大きく、足が短く見るので、現物よりは少しアンバランスに写っています。実際のサイズは右のシーリンの方が少し大きめです。

 キャラホビの募集要項によれば、申請時の写真は「必ず彩色済みか、完成を容易に想像出来る物」との事なのですが、製作の許可が出てから締め切りまでの期間では、如何考えても彩色済は実行不能なので、何時もこんな感じで申請しています。


 こちらは去年に行われたキャラホビ2007向けに製作した物で、キャラホビ2008の再版の申請の為に売れ残りを組立た物です。
 右が機動戦士ガンダムSEEDからナタル・バジルール。左がガンダムSEED DESTINYからメイリン・ホークです。スケールは1/7。
 メイリンは概ね構想通りに仕上がったのですが、ナタルの方は参考にしたイラストで制帽を被っていて、当初はその積り作っていたのですが、結局帽子は間に合いませんでした。
 

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