三ツ又の和紙(紙幣に使用の和紙)の上
に本漆を何度も重ねて塗り込んでから、
金箔を丁寧に1枚づつ張って仕上げて
いきます。
張った金箔の上に更に漆を塗って
更に細かく金・銀箔などを、上から
振り付けて箔を切金・砂子に表現
しています。 
        
箔を貼るための道具で、様々な工夫が
してあります。
材料はほとんどが竹を使用しています。
『スリッター』                    

仕上がった箔を裏側から包丁で
1cm間に、30本の細さに切断し
糸のようになります。
  
              
これでやっと出来上がった『引き箔』と呼ば
れるもので、表側は金、裏側は和紙のまま
となっていて、高級な帯地に使用されます。
 
純金糸など、極上の金糸は、手で撚糸を  
します。機械ではうまくいきません。     
フィルムに銀箔やアルミ箔などを、
着色して蒸着させた箔で、それを
機械スリッターで細く、切断して
いるところ。
      
スリッターで切断された箔を駒ボビンに
巻いているところ。コマ箔と呼ばれてい
ます。この箔の場合は表裏が金色に
なっています。紛箔(マガイ)箔です。
 
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