TPPと嫁姑と福音



この三っのキーワードには、
何も関係なさそうに見えて、
実に深い関係を見ることができます。

TPPとは、「環太平洋戦略的経済連携協定」、
Trans Pacific Strategic Economic Partnership Agreement.
太平洋を取り巻く諸国の経済的なパートナーシップを言っています。

嫁姑とは、女性が結婚によって他家へ嫁ぎ、
そこの人間関係のことを言っている。
価値観の異なる者同士が共に暮らしを築いていかなければならない状態に入ることであろう。

福音とは、キリスト教の言う、良き知らせ・ゴスペル。
罪深い人間を神の怒りの裁きからから救いだすという。
この世界を創造された神によって備えられた、
神のひとり子イエス・キリストの生と死と葬りと復活とによって備えられた、
イエス・キリストの十字架の死による贖いの業(あがないのわざ)という出来事です。
この世界を創造された創造主なる神と、
被造物であるところの人間との関係をあらわしています。

いずれにせよ、
今まで明らかにされて来なかった、
生き方や、
ものの見方や考え方、
やり方の異なった事柄が現われて出てきたのです。

TPPにせよ、嫁姑にせよ、福音にせよ、

その状態を聞いた者にとって、
その状態に入らなければならない者にとって、
見過ごすことのできないものなのです。

その中身が、国と国との関係に、
共同体と共同体との関係に、
人間と人間との関係に、
経済や教育や医療や、
すべての分野において、
新たな、価値観や、秩序を持ち込むからです。

TPPは環太平洋と歌いながらもアメリカを中心としたものでしょう。
嫁姑とは、嫁ではなく姑が権威を誇示するものでしょう。
それが家という共同体の秩序を守るものなのだと。
福音とは、神の究極の決断と態度の決定と言う、
人間が聞き従わなければならない内容のものを言っています。

福音に、聞き従わないとすれば、
それは、恐ろしい結果が待ち構えています。

聖書・バイブルは、次のように語っています。

「すべて主をおそれ、主の道に歩む者はさいわいである。」
 (旧約聖書・詩篇・128篇1節・口語訳聖書)

「主」とは神の名そのものです。

神は、ご自身のひとり子イエスを十字架につけ、
神の怒りの刃をイエスの上に下されたように。

主を恐れず、敬わない者には、
主なる神に聞き従わない者には、
主なる神は強い態度でのぞまれます。
神は、過酷な状況さえ備えられるのです。

TPPにしろ、嫁姑の関係にせよ、
神と人間の関係における福音にせよ、

何が ”主なる神 ”の道なのか、
何が主なる神の求められている道なのか、
私たちはよく考えなければならないのでしょう。

何が福音なのか、

それによって建ちもすれば壊れもするのです。


北白川 スー

「こころの風景」

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Wrote up on March 23, 2013.