神は人間を、素晴らしいものとして創造された



聖書・バイブルの旧約聖書の創世記では、
この世界を造られた神は、神の目から見て、
私たち人間を素晴らしいものとして創造されたと語っている。
神の目から見て素晴らしいものとして造られた私たち人間は、
素晴らしいもののはずなのに、なぜに問題が多い存在なのでしょうか。
素晴らしいものとして創造されたにもかかわらず・・・・、

素晴らしいもののはずなのに、よく問題を起こす・・。
聖書的な言い方をすれば、
なぜ罪深いのだろうかということになります。
素晴らしいものとして創造されたにもかかわらず・・・・、
何か矛盾しているように思えるのです。

さて、
創造者は、そのわざによって、自分の栄光をあらわすものなのです。
ですから作品は作者に栄光を帰すものなのです。

作者は意図をもって作品を作ります。
作者は作品に意図を込めて創造するのです。
何か目的があって、とくにそうしょうとして造るものなのです。

この世界を造られた創造主なる神と、
被造物としての人間との関係も同じです。

では人間は、どのような目的をもって造られたのでしょうか。

その目的を正確に正しく理解できる人間だけが、
創造主なる神を、父なる神としてたたえることができるのかもしれません。

私たち現実の人間は、明らかに神の意志に反して、
この世界に生きているのです。
神に背を向けて日々の営みを送っているのです。
私たちの現実の姿を見れば、
混乱に満ち満ちた現実の姿を見れば・・・・、
それが何よりの証拠かもしれません。

素晴らしいものとして・・・・・とは、
この素晴らしいとは、
姿や形や色などが良いというようなものではなく、
神の意志が損なわれないという意味において素晴らしいということなのです。
私たちは明らかに神の意図や意思に反しています。
それが罪と言われるものの姿なのです。

「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。
見よ、それは極めて良かった。」

(旧約聖書・創世記・1章31節・新共同訳聖書)

神の意志に反しているにもかかわらず、
私たちは愚かにも自分たちの生き方にたいして肯定的な言葉や態度を期待します。

自分たちの義ばかり追い求め、
私たちを創ってくださった神の義を忘れてしまっているのです。


北白川 スー

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Wrote up on April 01, 2009.