未曾有の大震災、神に祈らない日本人



未曾有の大震災・・・。
目の前に迫る、圧倒的な風景・・・。
しかし日本人は冷静である・・・。
決して神に祈ろうとはしない・・・・。
冷静ですらあり、すでに次のことを考えている・・・・。

聖書・バイブルは、
信仰とは、神に聞くことだと示している。
私たち人間は大自然の中に育まれ生きている。
大自然の摂理の中、
大自然の法則の中に生きているのです。
神によって守られていると言っていい。
地震や津波が暮らしの中に位置している日本。
なのに、経済や物流、生産、暮らし、
インフラの、そのすべてが、海や川にそった陸地に作られている。
幾度となく経験する津波に地震・・・・。
自然の摂理に聞こうとはしない、
耳を傾けない日本人・・・・・。

自分たちの思うとおりに生きようとする日本。
自分たちの知恵や力に頼って。
自分たちの可能性に、その支えを築こうとする日本・・・。
いつまでたっても神に聞こうとはしない。
神に祈ろうとはしない。
仏教の教えすら「聞法」を説いている。
何か大事なことを忘れてはいないかと・・・・。

多くの命が失われた東北大震災・・・。
今回の震災は、私たち日本に、
何かを問いかけています。
これでいいのかと・・・・・。

「 実に、信仰は聞くことにより、
しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。
それでは、尋ねよう。
彼らは聞いたことがなかったのだろうか。
もちろん聞いたのです。
その声は全地に響き渡り、
その言葉は世界の果てにまで及ぶのです。」


(新約聖書・ローマの信徒への手紙・10章17~18節・新共同訳聖書)

外国は日本人の冷静さに賞賛の言葉を送ってくるが、
彼らには守ってくれる神がついている、
しかし日本には守ってくれる神はいない。


北白川 スー

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Wrote up on March 26, 2011.