親と子・・創造主なる神に背き、離れていった人間たち



創造主なる神に背き、離れていった人間たち。
父のもとから離れていった子どもたち・・。
その子どもたちが苦しんでいる・・・。
神から見て、一番幸せにしたいと思っている人たちが、
いま目の前で苦しんでいる・・・。
それが現実の創造主と被造物との関係です。
私たち人間を造られた神は、
私たちを見放されたわけではありません。
私たち人間の歴史は、
私たち人間が、
神のもとから離れていったときから始まったのです。

この苦しみは、私たちの信心・信仰心が足らないために起きたのでしょうか。
神の摂理に聞くこととか、
神の言葉に思いをめぐらすとか、
神の言葉に聞き従うとか・・・・。

しかし苦しみの中にある人間のできることは、
ただ祈ることしかできないかもしれません。
盲目的に神を信じて祈るのではなく・・・。
意味不明なおまじないを唱えるのではなく・・・・。
私たち人間を創造された創造主なる神にたいして具体的に祈るのです。
私たちの父なる神よ・・・・・と。

苦しみの中にある人たちに向かって、
がんばれ・・・と言うのはたやすいことです。
しかし、その苦しみという結果には原因があることを知らなければなりません。
その原因が明らかになってこそ、
初めて苦しみから抜け出す道筋も明らかになるのです。

「 あなたがたを襲った試練で、
人間として耐えられないようなものはなかったはずです。
神は真実な方です。
あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、
試練と共に、それに耐えられるよう、
逃れる道をも備えていてくださいます。」

(新約聖書・コリントの信徒への第1の手紙・10章13節・新共同訳聖書)

神のスケールと、私たち人間のスケールとは、
大きくかけ離れていることは確かです。
事実、信じられないのですから。
私たちは自分の考え方や感情に自らを納得させようとします。
自分の感情に信頼するものだからです。


北白川 スー

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Wrote up on November 15, 2011.