宣教の切り口・東北大震災



東北大震災は8年目を迎えた、
この7年間は、巨大プロジェクトへの投資が先行し、
地域住民の生活や健康や営業、
衣食住の領域においては、
後回しにされて来たのが現実である。

高速道路や長大な防波堤が、
土地のかさ上げが復興なのだろうか。
震災の前までの、日々繰り返されてきた日常の暮らしは、
取り戻せたのでしょうか。

教会は地域に根差していただろうか。
地域住民の本当の気持ちを聞いていただろうか。

地域住民の生活や健康や営業について、
教会はその領域にたいして働きかけをしただろうか。

日本の教会は、地域社会にたいして消極的である、
何ら働きを持っていない。
生活や健康や営業にたいして発言してきただろうか。
社会にたいして影響力を持っていただろうか。

クリスチャンの団体は、教会は、
社会にたいして影響力を持つべきではないだろうか。
つまり、
地域開発と宣教・教会開拓とは相互の関係性にあるならば、
という話である。

世界の宣教の歴史を見れば、
地域開発と宣教・教会開拓とは、密接な関係にあることが分かる。

地域社会を開発していく中で、
キリストの福音を明らかにしていくことが同時に進行するのである。
それも大胆に。

社会の生活や健康や営業に疎とくてはいけないのである。
本質を見抜く力が欠けていてはいけないのです。

宗教社会学で言えば、
生活様式が宗教によって規定されるという面が、
経済倫理の要因の一つであることを忘れてはならない。

「そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、
家ごとに集まってパンを裂き、
喜びと真心をもって一緒に食事をし、
神を賛美していたので、
民衆全体から好意を寄せられた。
こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。」

(新約聖書・使徒の働き・2章46〜47節・新共同訳聖書)

しかし日本では、
教会が政治や経済に関わることの危険性が強調されもする。
どうしてだろうか。


北白川 スー

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Wrote up on March 15, 2018.