”福音”を知らない人に福音を伝えるということは



”福音”を知らない人に福音を伝えるということは・・・。
福音の内容と意味とを知らない人に、
福音の内容と意味とを伝えるということは・・・。
福音を知らない人にとって、どういうことに成るのか・・・。

”福音の内容と意味”とを伝えることによって、
福音の内容と意味とを聞くことになった人に、
どのような影響や変化をもたらすのか、
精神的な変化や人生そのものに変化を与えるものとなるのか。

イエス・キリストの物語は、
神話や作り話のように、
自分には関係のない遠いところの話のように見えても、
イエス・キリストの物語を聞く人にとっては、
自らを現実に向き合わせる、
現実に正面から立ち向かわせる機会となるなら。

現実から逃げるのではなく、
精神性を満足させるものではなく、
聞く人の存立に深くかかわる本質的要素になるのです。

福音の内容と意味とは、
疑いなくそうだと承知された、
神のひとり子、
イエス・キリストの十字架の死による贖い(あがない)のわざという出来事です。

難しく言えば、すべての人々に明らかにされた、
神の啓示そのものなのです。

神のひとり子イエス・キリストの十字架の出来事とは、
まぎれもなく、
ひとりの人がすべての人のために死んだという出来事であり、
すべての人たちを救いへと導く出来事だからです。

「 わたしは福音を恥としない。
福音は、ユダヤ人をはじめ、
ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。
福音には、神の義が啓示されていますが、
それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。
「正しい者は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。」

(新約聖書・ローマの信徒への手紙・1章16~17節・新共同訳聖書)

なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、
その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。
「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりだからです。

信仰とは、神仏を拝み手を合わせるというようなものではなく、
神の義に聞き従うということなのです。

難しく言えば、
神の啓示を信仰において認識するものです。
ただ神の啓示の証しに基づいて、
啓示を与えられ、そうだと認め、受け入れることなのです。

信仰とは、実生活に深くかかわることになります。
生活態度に、考えや言葉や、行為行動に深くかかわることになるのです。

「 実に、信仰は聞くことにより、
しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」

(新約聖書・ローマの信徒への手紙・10章17節・新共同訳聖書)


北白川 スー

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Wrote up on July 13, 2020.

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