- 総トラック数64
アナログ4トラックカセットの頃と比べると雲泥の差です。デジタルですからピンポンしても音質劣化しません。ドラムにしろギターにしろ、最初からステレオで聞かすことを前提に録音できます。64トラックは事実上無限ですね。
- エフェクターボード(オプション)内蔵による2系統のデジタルエフェクト
リバーブ、ディレイはもちろん、モジュレーション系やアンプシミュレーターなど、いろんなエフェクトが2系統、しかもデジタルで利用できます。内蔵なので、ケーブルの引き回しもいりません。
- 完全非破壊編集
とにかく何につけてもアンドゥできるのはとってもありがたい!!プロアマ問わず、録音するトラックを間違えて大事な音を消してしまった、ということは必ずあると思いますが(当然私もあります(^_^;))、この時の脱力感はやってしまった人でないとわかりませんよね。でも、「Undo」「YES」の2つのボタンを押すだけで元に戻せるというのは、とってもとっても助かります。
- デジタルミキサー内蔵
最初は「ボリュームとパンしかつまみが無いし、デジタルミキサーっていちいち設定せなあかんし邪魔臭そうやなぁ」と思っていたのですが、使ってみると結構簡単!! イコライザーも各チャンネル3バンド装備されてますから、楽チンです。
- SCSI端子装備
SCSI端子が装備されていますので、録音したデータはSCSI機器にバックアップできます。RolandはZIPドライブを推奨していますので、私もZIPドライブを買って、ZIPディスクにバックアップとってます。
でも、ZIPディスクって、ちょっと高いんですよねぇ。バーゲン品でも1枚1000円、普通は2000円ぐらいしますよねぇ。長い曲をバックアップしようとすると、ディスク4枚ぐらいになってしまうものもあるんで、そうすると...
- デジタルIN/OUT端子装備
デジタルアウトにDATレコーダーをつないで、DATにマスターを落とせば、家で簡単にCDクオリティの完全フルデジタルレコーディングができてしまいます。時代は変わりましたねぇ。(^_^;)
- とにかくデジタル
世間では「デジタルがええ」「いやアナログの暖かみがええ」といろいろ言われていますが、とにかくデジタルはノイズが無いです。無音部分はほんとに無音です。何に感動したって言えば、まず「ノイズがない」っていうことですね。
で、このVS-880にギターやドラムマシン、ハンディシーケンサーなどをつないで録音していくわけです。
なお、ギターをつなぐときは、「ロー出しハイ受け」にしないといけませんので、そのままつなぐのではなく、BOSSの「DI-1」というダイレクトボックスを通してつないでいます。
VS-880は1997年春にVS-880 Expandedにバージョンアップしましたが、従来ユーザーでも簡単にアップデートできるということで、私もExpanded仕様にアップデートしています。
というわけで、このVS-880は、抜群のコストパフォーマンスで、私のような素人でも、簡単にCDクオリティのかっこいい曲(?)を録音できるようにしてくれた大きな大きな裏方さんです。