なずな亭


当時流行の茶色がベースの喫茶店だった。目白通りに面した店の前には車4台くらいが止めることのできる空間があり、開放的なスペースを持ってる店だった。入り口の木製のドアには30cm四方のガラスが何枚も入れ込んであり、ドアを押して店にはいると取り付けてある金属製の鐘が「カラカラ」と低い音で鳴り客の入店を知らせた。ドアの右側にはレジ、正面右奥にはカウンターと簡単な厨房、カウンター席とテーブル席の間には木製の柵があった。木製の4人掛けのテーブルが12〜15位有っただろうか。カレーが有名だったと思います、お金のない学生時代だったので大抵はコーヒーだけだった。初めて、香苗さんを呼び出して2人きりで会ったのはこの店でした。彼女が来るまでの間は一日千秋、わくわくドキドキでした。 .

店は女子大にも近いため、お客さんは女子大生が多かった。                            

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