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ハードディスクも安くなったので、コストパフォーマンスを考えてバルク品の10GBを買ってしまったのだ。
仕事場のGW (Gatewayの事、Gold Winではない。)G6-266のケースを開けていきなり繋いでFDISKを行ったところ、容量を8GBと表示している。
10GBの筈なのにおかしい。
とはいえ、基本MS-DOS領域を確保しようとすると、「ライトプロテクトエラーです」と表示して、動かない。
何度も、何度も配線類を確かめ、立ち上げ直しても同様である。
仕方がないので、自宅に持ち帰り、もう一台のGW GP6-400Cに繋いでみることにした。
G6-266の5インチベイに繋ぐつもりなのだが、CD-ROMドライブ側のコードで繋いだことは無かったし、バルク品なので動作確認をしてみようと言うことだ。
GP6-400Cの蓋を開け、最初から入っていた8.4GBのハードディスクの手前にセットしてコードを繋ぎ電源を入れる。
10GBのハードディスクはあっけなく自動認識され、FDISKで領域確保し、フォーマット出来てしまった。
安定しているので、このハードディスクはこのままにしておくことにした。
でも、合計18GBもあるけど、ソフトを入れても、4GBも使っておらんのだが。
5インチベイ取付金具付きの6.4GBハードディスクを買った。
某パソコン屋で聞いたところ、一部の機種は6.4GB以上の容量を認識できないということだった。
G6-266の側面パネルを両側とも外しハードディスクを取り付けた金具をきちんと留める。
ハードディスクにコードを繋いで本体の電源を入れようとしたら、すでに電源が入っている。
確か、スイッチをオフにしてから本体のコードを抜いたはずなのになあと思いながら、待っているといつまで経ってもモニタに何も映らない。
ハードディスクの電源LEDを見たら消えている。
いきなりのフリーズというよりハング・アップである。
電源を切ろうと、スイッチを押しても今度は切れない。
本体の電源コードを引き抜いてしまった。
さて、どうしたものか。
ハードディスクの配線を抜いては確実に差し込み直す。
電源コードを繋ぐと同時に起動し始めるがすぐ止まって、モニタは消えたままである。
何故、スイッチで電源が落とせないのかが分からない。
電源コードを引き抜いてボード類の配線を見る。
これ以外にしようが無いのだ。
奥に指が伸びた時、少し動く差し込みに触れた。
これだ。
マザーボードのIDEのコードの根本が弛んでいたのである。
ぐっと押し込む。
本体に電源コードを差し込む。
おーっ、電源が入らない。
本体全面パネルの中央少し向かって右よりのスイッチを押す。
カタカタとハードディスクの回転音をさせながら、モニタに起動画面が現れた。
どうもソフトウェアスイッチ誤動作だったようだ。
そこで、ようやくFDISKを行うと、「ライトプロテクトエラーです」と表示しているではないか。
どうしても、FDISKは機能せず、結局電源を落とした。
今回買ったのは、MaxtorのDiamondMaxである。
ハードディスクのインストールの手順が英文でくわしく載っている。
この、英文をあらためて読むことにした。
2.1GB以上のハードディスクでセットしようとしてブート出来ずにハングアップする場合。
ジャンパーピンの設定を確認しろとある。
大丈夫、ちゃんとスレーブになっている。
次にBIOSがハードディスクを自動認識できるならば、MaxBlastというソフトを使え、とある。
もう、これ以外に手段がないので、5インチベイのハードディスクの電源を外して起動させた。
www.maxtor.comに繋いで613KbのMaxBlastをダウンロードした。
ホームページの説明では、空のフロッピーを用意してダブルクリックで解凍されると同時にハードディスクインストールプログラムディスクを作るようである。
その通りだった。
画面に何も出ないがプログラムディスクが出来てしまった。
使いたいハードディスクを繋いでから、フロッピを入れて電源を入れる。
ハードディスクインストレーションプログラムMaxBlastが起動し、Windows95の限界を軽々と乗り越え装着されているハードディスクを確認し、同時に新しいハードディスクに古いハードディスクからフルコピーするかどうか聞いてきた。
よく分からなかったので、する、にしたが別にそこで終わってもよかったのかもしれない。
5月の半分を費やした増設事件はここに終わった。
俺は今、Windows95起動ディスクと、大容量ハードディスクインストールディスクの2枚を常備させられる事になった。