★ちまき★
芽巻とも書きます。ちまきは中国の故事によると、ある王族の自殺を哀れんで里人が 5月5日に竹筒に米を入れて王族が身を投げた池に祈っていたのが発祥とされています。これが漢 の武帝の頃になると煉樹の葉で包んで五彩の糸で縛るようになり、これは竜が恐れるものとされて いました。今日、船に乗って海を渡る人々を五色のテープで見送るという風習の遠い起源もここに あると考えられています。竜が恐れるというのて5月5日の端午の節句にちまきを食べるようにな りました。唐の時代にはちまきは悪鬼をかたどったものであることから、これをねじ切って食べれ ば悪鬼を降伏させるとされました。盛岡・金沢・京都の北部では「まき」愛知県では「よしまき」 山口県では「ささまき」と呼ばれています。多く巻くことから「千巻」と書くところもあります。