6.資源の運用管理 6.資源の運用管理 6.2 人的資源 6.2.1 力量がなければならないとは、「仕事を任せられる」ということで、必要な力量とは何か?それは6.2.2a)で明確にします。仕事を任せられない場合は教育訓練中ですから、誰かが出来栄えをチェックすることになります。 6.2.2 人的資源 6.2.2a) 責任と権限(5.5.1)にある「責任=やらないといけない仕事」について明確にしましょう。 6.2.2b) 教育、訓練、配置転換、外部にお願いなど。教育訓練は計画をたてて行うと、教える方も教わる方もターゲット(いつまでに、どれくらい等)が明確になります。なお、必要な力量が不足している場合の他、資格の維持やスキルの向上のための教育訓練もあります。 6.2.2c) 有効性(計画どおりに教育訓練の成果が出たか、出来るようになったか、資格が取れたか等)の評価方法は決めておいた方がいいです。 OJTならばコーチャーの評価、経験ならば上司の評価、場合によっては社外や社内の資格や免許が取れたかなどです。私は、研修の場合は、最終テスト80点以上かつ受講者アンケートの満足評価80%以上などとしています。有効性が???だった場合は、再度の教育訓練が望ましいなあ。 6.2.2d) 認識していただくのですから、会議や朝礼やポスターなどでの周知も有りです。でも、6.2.2b)で教育訓練を行う前提として「認識していただいてから」と思いますので、結果的に「誰が、いつ、何を、どのようにして、どんなタイミングで認識していただいたのか」は、教育訓練記録に残るのではないでしょうか。 6.2.2e) 記録を作成して残していきます。社外研修の場合は修了書や免許のコピーも記録になりますが、私が働いていた時は必ず報告書を書いていました。6.2.2a)で力量評価表などを作成している場合は、その力量評価表の評価結果が教育訓練記録として活用できる場合もあります。個人的な意見ですが、教育訓練記録は受けた方が全員、自分で書く方が良いと考えています。 6.3 インフラストラクチャー インフラストラクチャーを明確にし、提供し → 内作の場合は当然、できてますよね。 維持 → 点検、メンテナンスと考えましょう。 あとは、6.3a)b)c)で該当するものについて、点検やメンテナンスを「「誰が、いつ、どのようにして、どんなタイミングで行うのか、その際に記録は作成するのか」を決めてください。 なお、安全面で考えると「異音はしないか」とか「モーターは熱くないか」などの点検項目は、モーターが一定温度以上になると設備が停止するなどの安全装置が無い場合は、個人差が出るのでよろしくありません。 6.4 作業環境 注記にありますが 騒音=うるさいと、サービス業等では満足なサービス提供が出来ない。 気温(温度)や湿度=製品そのものや検査結果などに影響を与える場合がある。 天候=温度湿度でも管理できますが、外でお仕事の場合は暑さ、寒さ、晴れ、雨、風なども関連します。池のボート屋さんが提供するサービスは、強風や台風では要求事項に適合しないので中止します。 なお、6.4一定以上の照度が必要→6.3必要な本数の蛍光灯を設置→6.3又は6.4で蛍光灯の状態や照度測定を定期的に行うなど、案外と6.3と関わる場合が多いです。
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