前回はNTTカード、モデルカード、フリーカードについてご説明いたしましたが、タレントやコミックのカードなのに裏側の品名はフリーと明記されていないカードをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
これは、大抵の場合<110-011>又は<110-016>という品名がついていると思います。このカードはテレホンカード自体はNTTで発行されたものですが、図柄はNTTで印刷されたものではありません。
このカードはホワイト加刷カード(通常略してホワイト)といいます。NTTで発売されているホワイトカードという必要事項以外印刷されていないカードを購入して、印刷業者が印刷したものです。
NTTで発売されているホワイトカードは当初はバックにハート、リボン、バラの印刷がされていました。目的として友人等にメッセージを書き込んでプレゼントしてもらうのが目的であったと思います。ところが、フリーカードは300枚以上でないと作成できない、作成まで時間がかかる等の制約があり、これらのカードに印刷される場合が多くなってきました。このため、1986年4月からバックに何も印刷されていないカードも発売されるようになりました。
<110-011>や<110-016>という品名の入っているカードはホワイト加刷カードであり、今やフリーカードより種類、量ともに多くなっています。しかし、コレクターの中にはフリーカードのような通し番号が無いために興味が無い、嫌っている方もおられます。しかし、ジャンルを決めて集められる方には無視することのできない存在になっています。 テレカ・コレクター入門ページ(その4)