いま考えていること 184(2004年09月)
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ところでこの計算ですこし結果の差異の目立つ物を挙げておきます。詳しくは原報参照。
[2025年度の状態} 改革しないまま 改革ケースA
消費税 16兆7954億1400万円 56兆2658億3300万円
中央政府国債残高 2493兆9014億円 956兆0044億円
政府債務残高(中央・地方) 3838兆0790億円 1472兆0840億円
プライマリーバランス -37兆6000億円 +5兆7000億円
潜在的国民負担率(市場価格表示) 1.041 0.495
公共事業関係費 9兆4330億1400万円 8兆4444億8900万円
年金・医療・介護の公費負担額 37兆6000億円 50兆6000億円
◆“貯蓄”の項に書いていますので重複しますが、相続税についても、相続税の基礎控除の減額など、株価評価の改正、相続税課税最低限の引き下げが行われ、相続税申告対象者を大幅に増やし、相続税収入を1.5兆円から3兆円にすることを目標としているとのことです。3兆円というのは相続税税収ピーク時の平成5年度の金額です。
いま考えていること 186(2004年09月)
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これまで何回かワシントンポスト・ABC共同世論調査結果を紹介して
基本的には保守的でブッシュのテロへの戦いに共感する人が多く、現状からの急激な 変化は望まないようで、共和党への支持が大会後大きく強まり、ブッシュ再選の見通 しが強いようです。今後の推移が注目されます。
◆ブッシュの大統領としての仕事ぶりは如何ですか
7月 8/1 8/29 9/8
是認(%) 50 47 50 52
承認できない(%) 47 49 47 43
意見なし(%) 3 5 3 5
◆今年の大統領選に対する関心
7月 8/1 8/29 9/8
大いに(%) 34 41 43 45
多少(%) 39 39 38 40
あまりなし(%) 15 13 13 10
全くない(%) 12 7 7 4
意見なし(%) * * * 1
◆仮に今日大統領選が実施されたらどちらを選びますか
6月 7月 8/1 8/29 9/8
ブッシュ(%) 44 50 47 48 52
ケリー(%) 48 46 49 48 43
ネダー(%) 6 2 2 1 2
棄権(%) 0 * 0 0 0
意見なし(%) 1 1 1 2 2
◆11月の選挙で勝つのはどちらだと思いますか(9月8日の調査)
ブッシュ(%) 63
ケリー(%) 26
ネダー(%) 0
◆投票にあたって重視する問題は(多い方から少し挙げます)
7月 8/1 8/29 9/8
経済と雇用(%) 27 25 31 27
テロ反対キャンペーン 20 20 19 25
イラク戦争 21 23 19 18
教育 7 7 6 6
健康問題 12 11 12 13
以下略
◆次の9つの主要問題の処理手腕の8月と9月時点での評価を比較しておきます。 |
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いま考えていること 187(2004年09月)
――本日の内閣改造――
いま考えていること 188(2004年09月)
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これまで何回か
印象づけることで、自分を強い大統領だと売り込む作戦をとっているよう ですが、現状成功しているといっておきましょう。ケリーにはブッシュに 勝る人間としての魅力はどうもなさそうです。政策的にはかってイラク戦争を 支持してその後予算の積み増しには反対するという矛盾した行動があって ブッシュに突かれ、どうもアメリカ人好みではなさそうです。ベトナム戦争での 貢献を当時ブッシュの州兵勤務と対置させる作戦を一時とりましたが、 所詮は後ろ向きの過去のことであり、現実の政治でのはっきりした相違点を 提示していませんから大した違いはなく、そうなるとブッシュの方が現実の力 たり得るのでしょう。
寄稿で当日の様子を伝えて
何よりも印象的だったのは、ディベートの最中も落ち着きを欠き、途中
どもったりイラついたりする様子が目立ったブッシュ氏に対し、ケリー氏は
終始落ち着いた態度だったことだ。「ケリー氏は大統領らしかった。それに
比べて現職大統領ブッシュの品格の無さは何?」というように、品格という
点ではケリー氏が相当株を上げた。
また在米の作家冷泉彰彦氏の10月1日付JMMへの寄稿には次のように書かれています。 まだ正式な世論調査結果が出ていませんが、現時点での総括をするならば、 イラク問題に関してケリーの主張(開戦は誤り、再建は国連主導で)が幅広 く認知されたと言う意味は大きいでしょう。ブッシュの「テロの恐怖と戦時 ムード」に訴える作戦はもう通用しなくなりました。その反面、これから投 票日にかけてケリー陣営としてイラク問題についての具体案が出せなければ、 こちらはこちらで信用を失う可能性があります。
(世論調査結果)
◆ブッシュの大統領としての仕事ぶりは如何ですか
7月 8/1 8/29 9/8 9/26
是認(%) 50 47 50 52 50
承認できない(%) 47 49 47 43 45
意見なし(%) 3 5 3 5 5
◆ブッシュの「経済問題」のやり方(手口)は如何ですか
7月 8/1 8/29 9/8 9/26
是認(%) 47 − 45 - 47
承認できない(%) 50 − 52 - 50
意見なし(%) 3 − 3 - 4
◆ブッシュの「イラク問題」のやり方(手口)は如何ですか
7月 8/1 8/29 9/8 9/26
是認(%) 45 − 47 - 47
承認できない(%) 53 − 51 - 50
意見なし(%) 2 − 2 - 3
◆ブッシュの「テロ撲滅キャンペーン」のやり方(手口)は如何ですか
7月 8/1 8/29 9/8 9/26
是認(%) 57 − 60 - 59
承認できない(%) 40 − 37 - 38
意見なし(%) 4 − 3 - 3
◆今年の大統領選に対する関心
7月 8/1 8/29 9/8 9/26
大いに(%) 34 41 43 45 48
多少(%) 39 39 38 40 39
あまりなし(%) 15 13 13 10 8
全くない(%) 12 7 7 4 4
意見なし(%) * * * 1 1
◆仮に今日大統領選が実施されたらどちらを選びますか
6月 7月 8/1 8/29 9/8 9/26
ブッシュ(%) 44 50 47 48 52 51
ケリー(%) 48 46 49 48 43 45
ネダー(%) 6 2 2 1 2 1
棄権(%) 0 * 0 0 0 0
意見なし(%) 1 1 1 2 2 2
◆投票にあたって重視する問題は(多い方から少し挙げます)
7月 8/1 8/29 9/8 9/26
経済と雇用(%) 27 25 31 27 28
テロ反対キャンペーン 20 20 19 25 21
イラク戦争 21 23 19 18 19
教育 7 7 6 6 6
健康問題 12 11 12 13 13
以下略
僅かですが、テロ反対キャンペーンが減って経済と雇用、イラク戦争が
増えているのは注目されます。
◆次の9つの主要問題の処理手腕の評価を比較しておきます。 |