005 錬金術断片

159.193
　金のイオス化。きつい酢をとって収斂させよ、同時に、普通の塩8、二つに割れた明礬２、密陀僧４を保持し、3日間、酢でいっしょに搗き砕き、漉したうえで用いよ。次いで、明礬1、ミシュ半オボロス、銅鉱(calkivtiV)８、ソリュ(sw:ru)注2)１+1/2オボロス、普通の塩１ケラティオン、カッパドキア産の塩２ケラティオンを酢にぶつけよ。２テタルテウスを含有する薄片をつくり、火にかけ、この薄片が粉々になるまで3度浴びせよ。次いで、粉々になったものを引き上げて、金の脱イオス化したものとして保持せよ。
　オゼイア(ojzeiva)〔？〕。金2テタルテウスを取って、薄片をつくり、火にかけて、水と混ぜておいた緑礬水に浸し、別の乾燥した〔緑礬〕は砕いて、別のときに混合しておいた乾燥したものに浸し、イオス〔錆〕をかけて、中に投入せよ。

2009.08.15.