030 インド鉄の染色
水晶の製法 (PoivhsiV krustallivwn) (e cod. Venet. Marc. 299, fol. 116r) 031 2 348 8t 白身の残留物も本体もいっしょにとって、2つの坩堝に入れ、蓋をして、これらをいっしょに焼け、そうすればサフラン色の硝子、いわゆるboronivkhと言われるものを見出すであろう。 さらに卵黄とその残留物をも<取って>、2つの坩堝に入れ、焼くと、卵白の硝子を見出すであろう。 さらに血の残留物もいっしょに焼くと、青色の硝子、いわゆるkuanovVをいっしょに見出すであろう。 さて、この四つの合金(tetraswmiva)をそういうふうに一つずつ焼いたら、一つずつ、またそれらも硝子にし、それから全体を同じ重さにして、混合し、いっしょに練れ。そしてこれらを2つの坩堝にいっしょに、つまり上へ下へと熔解せよ。というのは、すべてを先に焼くのは、もっと恐ろしいことだからである。そして沸騰し透明になったら、制作物を加熱し、冷めるにまかせよ。そしてそれから放り出し、これを裸のまますり潰せ。すべての体の油を持ってきて、これを混合し、これを浸透させよ、化合物を濃い練り物のようにして、油を硝子といっしょに、すなわち先の諸体といっしょに練りながら。350 1 そしてそれから、乳鉢の中に放置せよ、これを乳鉢そのものの中に3日になるまで天日で焼きながら。この練り物を、天日で焼かれたら、ちょっと焼いて、辰砂をつくることをあなたはのぞむ。 2009.11.20. |