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back.gif030 インド鉄の染色

ギリシア語錬金術文献集成

錬金術断片集

031
水晶の製法







水晶の製法
(PoivhsiV krustallivwn)
(e cod. Venet. Marc. 299, fol. 116r)



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水晶の製法

 卵を好きなだけ取って、塩水で洗い、海綿で拭え。そして水-硝石でもう一度洗い、それから砕いて、殻からその薄膜を引き剥がし、卵黄も一つずつ、白身も一つずつ分離せよ。そして暗い色の小鳥を屠り、血を取って、これを器具の中に入れ、これから水を抜き取れ、望むならとろ火で、望むなら消えない火で。そしてこれの残留物(katovchma)と水を保存せよ。もして油も出るようなら、これを日陰に保持せよ。卵の白身と本体は火によって引き上げ、それから水も油も取り、これらを一つずつ保持せよ、349 1 残留物もこれらも日陰にいっしょに保持して。そして毛つきの泥を塗って、干し、鞴(ふいご)2つで猛烈に焼け、沸騰し、もはやそれからぐつぐついうのが聞こえなくなるまで。というのは内側が透明になって、ぐつぐついうのがとまったら、じつにそういうふうにしてそのことから煮えたとわかり、これをそういうふうに冷え、炉の中でとまるにまかせよ。そしてその後で砕くと、薄緑色の硝子を見出すであろう。

 白身の残留物も本体もいっしょにとって、2つの坩堝に入れ、蓋をして、これらをいっしょに焼け、そうすればサフラン色の硝子、いわゆるboronivkhと言われるものを見出すであろう。

 さらに卵黄とその残留物をも<取って>、2つの坩堝に入れ、焼くと、卵白の硝子を見出すであろう。

 さらに血の残留物もいっしょに焼くと、青色の硝子、いわゆるkuanovVをいっしょに見出すであろう。

 さて、この四つの合金(tetraswmiva)をそういうふうに一つずつ焼いたら、一つずつ、またそれらも硝子にし、それから全体を同じ重さにして、混合し、いっしょに練れ。そしてこれらを2つの坩堝にいっしょに、つまり上へ下へと熔解せよ。というのは、すべてを先に焼くのは、もっと恐ろしいことだからである。そして沸騰し透明になったら、制作物を加熱し、冷めるにまかせよ。そしてそれから放り出し、これを裸のまますり潰せ。すべての体の油を持ってきて、これを混合し、これを浸透させよ、化合物を濃い練り物のようにして、油を硝子といっしょに、すなわち先の諸体といっしょに練りながら。350 1 そしてそれから、乳鉢の中に放置せよ、これを乳鉢そのものの中に3日になるまで天日で焼きながら。この練り物を、天日で焼かれたら、ちょっと焼いて、辰砂をつくることをあなたはのぞむ。

2009.11.20.




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