055 水の白化、それによって処理されると、雄黄や鶏冠石が白化されるところの
ギリシア語錬金術文献集成
錬金術断片集
056
薄片の雄黄の白化について
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薄片の雄黄の白化について
(Peri; leukwvsewV tou: ajrsenikou: tou: scistou:)
(e cod. Paris. B.N. gr. 2327, fol. 279v)
056 2 391 10t
薄片の雄黄の白化について
雄黄を取って、等量の酢といっしょに練れ。そして仕上げて、保温板(khrotakivV)の上に、平鉢に平鉢を重ねて置け。その上から泥を塗りこめ、平鉢が……になるのを目にするまで、軽い火にかけよ。そして蒸気をあげさせ、水で軟膏(khrwthv)にし、平鉢が数の上でも有用になるよう接着し、硫黄は白化するまで放置し、上に述べられたように、熱灰の中で焙焼し、そして保持せよ。そして鶏冠石を取って、酢といっしょに搗き潰せ。2つの箱に入れ 〔つまり〕土鍋(klivbanoV)の中に入れ、蒸気をあげさせ、雄黄と鶏冠石を保持せよ。マグネーシアも、rw:n(sic)のように、先ず白化され、そのあとで黄化される。
2009.11.13.
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