054 不燃性の硫黄について
ギリシア語錬金術文献集成
TLG1379
錬金術断片集
055
それによって処理されると、雄黄や鶏冠石が白化されるところの水の白化
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それによって処理されると、雄黄や鶏冠石が白化されるところの水の白化
(LeuvkwsiV u{datoV, di= ouJ leukaivnetai oijkonomouvmenon to; ajrseniko;n kai; hJ sandaravch)
(e cod. Paris. B.N. gr. 2327, fol. 279v)
055 2 391 1t
水の白化
それによって処理されると、雄黄や鶏冠石が白化されるところの〔水の〕
銅が焼かれて、半分に割れた明礬1部分、白いゴム(kovmmi)1部分と化合したとき、水でゴムを溶かし、溶けると、膠の濃さになる。明礬を器具からとって投入し、ゴムの水を注げ。乾燥しあがるまで加熱し、保持せよ。この雄黄は、鶏冠石も銅もいっしょに搗き砕かれ、このときに焼きを入れる。
2009.08.12.
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