065 錬金術断片
ギリシア語錬金術文献集成
錬金術断片集
066
錬金術断片
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錬金術断片(Fragmentum alchemicum)(sine titulo〔表題なし〕)
(e. cod. Venet. Marc. 299, fol. 100v)
065 2 283 1t
<他の仕方>
別の人たちは、木灰(spodovV)を蒸気に入れ、あらかじめ二分割したように、第一の水の これ〔第一の水〕からできた 蒸気に合一化し、これをおよそ1刻の間濡らし、水をとりもどした。そして再び別の〔蒸気〕を入れて、浸し、もとどおりにした。そして木灰にも3倍を混ぜ、蒸気を発生させ、そしてそういうふうにして残留した蒸気 白いものや、黄色いものあるいは他のもの に、重さは顧慮せずに、混ぜた。この人たちも、偉大なゾーシモスが〔次のように〕云うのに聴従したのである。「というのは、あらゆる場面において、過多であれ過少であれ、あなたが不正することは何もないであろう。なぜなら、探求されているもの、製法の手引きは、永遠にひとつだからである」。
2009.10.21.
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